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ポルシェカレラカップジャパン2019 第2戦岡山 決勝レポート

2019年04月14日 17:21  AUTOSPORT web

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#19 笹原右京(Porsche Japan Junior Program)
プレスインフォメーション 2019年4月14日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019 第2戦(岡山)決勝レポート

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019シリーズ第2戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2019年4月14日(日)に開催しました。

天候:雨 路面:ウエット 気温:11度/路面温度:14度

 PCCJ第2戦のスターティンググリッドは、前日の13日(土)に行われた予選で記録されたセカンドベストタイムで決定された。ポールポジションは開幕戦をポール・トゥ・ウインで制した#31 上村優太、2番手はPCCJ ジュニアプログラムドライバーの#19 笹原右京、2013年、2014年に2連覇を達成し5年ぶりのPCCJフル参戦となる#60 小河諒、4番手は今シーズン初参戦となる#78 大滝拓也。一方、ジェントルマンクラスのポールポジションは開幕戦と同じく#32 永井秀貴で、2番手が#98 IKARI、3番手が開幕戦で初優勝を飾った#11 山口智英となっている。

 曇り空が広がっていた岡山は、PCCJスタートが1時間後となる頃から雨がパラつき出し、レーススタート進行前にはコントロールタワーからWET宣言が出される。スターティンググリッドに911 GT3 Cupが並び出す頃には雨足も強まり、路面は完全にウエット状態に。各車はグリッド上でレインタイヤへと交換しスタートに備える。11時25分、天候不良のためセーフティカーに先導されてレースはスタートした。路面状況を確認するように、セーフティカーに先導されたカップカーは周回を重ねていく。そして3周目、セーフティカーはピットへと戻り、ようやくPCCJ2019シーズンの第2戦は本当のスタートが切られた。

 ポールポジションの#31 上村は、ペースをコントロールしながらスタート。2番手の#19 笹原も離されまいと#31 上村の背後に迫り、各コーナーで仕掛けていく。そして7周目、それまでも幾度か#31上村に並びかけチャンスを伺っていたヘアピンコーナー手前のストレートで#19 笹原は外側から仕掛けて#31 上村をオーバーテイク。トップに立った#19 笹原はペースを上げて追いすがる#31 上村を引き離しに掛かる。ポルシェジャパンジュニアとして2年間PCCJを戦った#31上村は意地を見せて追いすがるもその差は徐々に広がり、#19笹原は3秒755を付けてPCCJ参戦2戦目にして初優勝を飾った。「911 GT3 Cupでのウエット走行は経験が少ないため、上村選手の走りをじっくりと見て、どこで仕掛けていくかを考えていました。トップに立った後は、ミスをしないように自分のペースでゴールを目指しました」と、#19 笹原は喜びを語る。一方、2位に終わった#31 上村は「笹原選手のペースが速かったため、何とか抑えたかったのですが無理でした。気持ちを切り替えて、次のレースに挑みたいと思います」と悔しさを見せる。3位となった#60 小河は、「今日のレースに向けてマシンを修復してくれたチームに感謝したいです。ここからチャンピオン獲得に向けて頑張ります」と、自らに気合いを入れる。

 ジェントルマンクラスは、クラスポールポジションからスタートした#32 永井が、参戦4年目にして嬉しい初優勝を飾った。「この初優勝は、ここまで一緒に頑張ってきてくれたチームスタッフのお陰だと思います。今後も勝てるように頑張っていきます」と、目に薄らと涙を浮かべていた。開幕戦に続いて2位表彰台となった#98 IKARIは、「雨が強くなってきて思ったようにペースを上げられませんでした。次こそは、優勝を狙っていきます」と力強く語る。3位は第1戦と同じく#25 内山清士が獲得し、以下4位は#11 山口、5位は#4 今田信宏、6位は#77 浜崎大という結果になった。

 PCCJ第3-4戦はゴールデンウィークの5月3日(金・祝)、4日(土・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。岡山で優勝を分け合った#31 上村とPCCJジュニアプログラムドライバー#19 笹原の独走#60 小河と#78 大滝が許さないだろう。また実力伯仲のジェントルマンクラスでは、岡山で初優勝を果たした#11山口と#32 永井がそのままの勢いでシリーズをリードしていくことはライバルたちが許さない。ワンメイクレースの最高峰、PCCJの戦いは2019シーズンも熾烈を極めることが予想される。