2019年F1中国GPの土曜予選で、ハースのロマン・グロージャンは10番手、ケビン・マグヌッセンは9番手だった。ハースは2台揃ってQ3に進出。しかし2台とも最初のランでは計測ラップを走らず、セッション終盤に再びコースに出たものの、スタート/フィニッシュラインを越えるのが遅れてアタックラップに入ることができなかった。そのため、2台とも予選を「ノータイム」で終えることになった。
■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=10番手(ノータイム)
Q2最初のアタックは、あまり満足できる出来ではなかった。ターン8で大きく態勢を乱してしまい、アタックラップを完了することができなかったんだ。
チャンスが一度しかなく、中団勢が0.2秒以内にひしめいているときは、大きなプレッシャーがかかる。昨日の状態からうまく復調できたと思うから、その点では満足だ。いい仕事をしたよ。
Q3では時計を中国時間に合わせていなかったのかもね。今日のマシンは本当に好調で、昨日よりもずいぶんと良くなっていた。そこにも、とても満足している。
昨日、ルノーはロングランでかなり強さがあったようだから、彼らについていけるかどうか、状況を見ていくよ。
僕らはそれなりに良い位置につけている。もちろんQ3でタイムを出せなかったのは理想的ではないけれど、Q3での順位は今季の序列を比較的よく表していると思う。
ケビン・マグヌッセン 予選=9番手(ノータイム)
Q3に進出できたのは良かったけれど、1周も計測ラップを走れなかったのは良くなかった。タイミングを逃してしまったんだ。
全員が同じタイミングでピットから出て行って、僕は少し遅れて、6台か7台の後ろになった。そしてチェッカーフラッグ前までにラインを越えられなかった。列の後方を走っていたために、アタックラップに入れなかったんだ。
走れていても、ポジションが大幅に変わっていたとは思わないけど、トライできたらよかったよね。
少なくとも、明日に向けていいタイヤが残っている。日曜日を楽観視してはいないが、いい結果が得られることを期待している。様子を見ていくしかないね。