2019年F1中国GPの土曜FP3で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンはクラッシュし、マシンを大破。予選に出場することができなかった。
セッション終盤、最終コーナーで態勢を崩してコースオフしたアルボンは、スピンしてウォールにクラッシュ。コースの真ん中で止まったマシンは大きなダメージを負っており、「モノコックに広範囲にわたるダメージがあるため、予選には出場できない」とチームは発表した。チームはシャシー交換を行い、アルボンが決勝をピットレーンからスタートすることを、スチュワードが許可した。ホンダによると、彼のマシンに搭載されていたパワーユニット(PU/エンジン)は日本のファクトリーに送り、ダメージの程度を詳しくチェックするということだ。
アルボン自身は、クラッシュ直後に自力でマシンから降り、メディカルセンターで検査を受けた結果、幸い、身体には何の問題もないとの診断を得ている。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
アレクサンダー・アルボン 予選=不出場
FP3でものすごく大きなクラッシュをした。身体は大丈夫だけど、自分がミスを犯したことにがっかりしている。FP3で速くたって仕方がない。肝心なのは予選なんだから。
最終コーナーでは少しだけワイドなラインを取るとタイムを稼げるから、あそこの人工芝を少し使ってみた。ちょっと乱れても、いつもはリカバーできるんだけど、今日はスロットルを開けすぎた。コースの左側にスピンした方がよかったが、マシンが右側に行ってしまって、ウォールにヒットした。
明るい面に目を向けるなら、FP2はうまくいって、レースペースはかなりよさそうだった。だから明日の決勝に向けて前向きな気持ちでいるんだ。楽なレースにはならないだろうが、オーバーテイクできるだけのペースがあるから、ポイントをつかめるといいなと思っている。