プレスインフォメーション 2019年4月13日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019 第1戦(岡山)決勝レポート
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019シリーズ第1戦の決勝を、岡山国際サーキット(岡山県)で2019年4月13日(土)に開催しました。
天候:曇り 路面:ドライ 気温:13度/路面温度:19度(レーススタート時)
今年で19年目を迎えた2019年のポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、岡山国際サーキットで幕開けした。午前中の予選では熱いタイムアタックが展開され、従来のコースレコードを更新するマシンが相次ぐハイレベルな戦いとなった。このような状況下、ポールポジションを獲得したのは今年でPCCJ参戦3年目となる#31 上村優太で、ニューコースレコードの1分30秒356を記録。2番手は2013年、2014年に2連覇を達成し5年ぶりのPCCJフル参戦となる#60 小河諒、3番手はPCCJ ジュニアプログラムドライバーである#19 笹原右京、4番手は今シーズン初参戦となる#78 大滝拓也と、若手ドライバー4人が上位グリッドに並ぶ。
16時40分、フォーメーションラップを経てスタートが切られるとポールポジションの#31 上村が好スタートを見せる。一方で2番手の#60 小河はスタートに失敗してイン側にマシンを寄せようとするも、後方に迫っていた6番手スタートの#7 星野と接触するアクシデントが発生。このマシン回収とコース整備を行うためにセーフティカーが導入される。911 GT3 Cupは隊列を組み周回を重ねていき、6周目でセーフティカーはピットロードへと戻りレースは再開。
トップの#31 上村はポジションをキープし、2番手には#19 笹原が食い下がろうとするもペースを上げられずに、2台の差は徐々に広がっていく。結果、#31 上村はポール・トゥ・ウインで開幕戦を制し、「今日はスタートをうまく決められ、セーフティカー解除後のリスタートでも落ち着いてスタートを切ることができました。あとは後ろを気にせず、自分のペースで攻め続けてゴールを目指しました」と語る。一方の2位となった#19 笹原は、「リスタート後、上村選手との差を詰めていけなかったのは悔しいですね。でも、レースペースも把握することができたので、この経験を今後に生かしていきたいと思います」と、第2戦に向けて気持ちを切り替えていた。3位には#9 武井真司とのバトルを制した#78 大滝が入り、PCCJ初レースで表彰台を獲得。「まずは完走することが目標でしたが、表彰台に登れて良かったです。マシンにも慣れてきたので、今後に期待してください」と力強く語る。
ジェントルマンクラスでは、セーフティーカー導入中の4周目にポールポジションからスタートした#32 永井秀貴へマシンに損傷により、自身や他者に危険をおよぼす可能性があると判断されピットインの指示を意味するオレンジディスクが提示される。スタート時のアクシデントで負ったダメージを処置すべくピットへ戻った#32永井に代わってトップに立った#11 山口智英は、レース再開後も逃げ切って参戦2年目にして嬉しい初優勝を飾った。「まさかの展開でしたが、落ち着いてゴールを目指しました。いいシーズンスタートを切れたので、この調子で頑張っていきたいと思います」と、初優勝の喜びを噛み締める。2位となった#98 IKARIは、「今日の山口選手は速かったですね。明日こそ、表彰台のトップを目指したいですね」と悔しさを滲ませる。3位の#25 内山清士は「無事ゴールできて良かったです。明日は一つでもポジションを挙げたいと思います」と語る。4位には初参戦の#88 Tiger Wu、5位には#77 浜崎大、6位には#36 SKY Chenが入賞した。
PCCJ第2戦の決勝レース(15周もしくは30分間)は4月13日(日)午前11時25分からスタートを予定する。スターティンググリッドは、ポールポジションが#31 上村、2番手は#19 笹原、3番手は#60 小河。ジェントルマンクラスは、#32 永井がポールポジション、2番手は#98 IKARI、3番手は#11 山口というオーダーとなっている。