ロングビーチ市街地で開催されているインディカー・シリーズ第4戦。12日に2回のプラクティス走行が行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップタイムをマーク。前戦アラバマで今季初優勝を飾った佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、18番手で初日の走行を終えた。
今年からアキュラがメインスポンサーに変わった伝統のロングビーチ戦。走行初日は、午前と午後に45分のプラクティス走行が行われた。
前戦に引き続きホンダ勢が好調を維持し、午前中のプラクティスではトップ7までをホンダ勢が占める。
午前中のトップはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。ディクソン、ルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)と続き、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が4番手。バーバーでインディカー4勝目を挙げた佐藤琢磨は14番手と伸び悩んだ。
午後は、ディクソンがハンター-レイを逆転。1分07秒7940を記録し、初日トップとなった。チームメイトのフェリックス・ローゼンクヴィストもハンター-レイに肉薄し3番手に。
シボレー勢もタイムアップを果たし、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が4番手。カーリンから数戦に参戦するルーキーのパトリシオ・オワードが5番手につけた。
「平均的な走行だったと思う。ファーストラップをアタックした時はタイミングを逃したんじゃないかな。長めに走ってもグリップを高く感じることができた」
「ホンダは強そうだよね。でも毎週末わかるけど、スーパータイトだし、ギャップを作るためにいろいろ試みないといけないね」とディクソン。
佐藤琢磨は、午後にタイムアップをするも全体で18番手と不調。
「ピットアウトするときの見え方はいいですね。(1番ピットは)レースにとって良い利点になるはずです。タフな一日になりました。いくつか異なる方向を試しました。グラハムとはワークロードを分割して、現時点では一歩遅れて追いつこうとしています」
「常に適切なバック・トゥ・バックをレースの週末に学んでいるんです。今夜はやることがいっぱいありますね」と琢磨はコメントしている。