2019年F1中国GPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは5番手、ピエール・ガスリーは6番手だった。ふたりは揃ってQ3に進出。しかし終盤のランのアウトラップでトラフィックの影響を受け、時間内に最後のアタックラップに入ることができず、タイムを更新するチャンスを失った。
トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは11番手、アレクサンダー・アルボンは、FP3で大クラッシュを喫してマシンが大破した影響で、予選に出ることができなかった。
ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日の予選はアストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台がQ3に進出し、フェルスタッペン選手が5番グリッド、ガスリー選手が6番グリッドを獲得しました。明日、両選手がいいレースをしてくれるのを楽しみにしています。
レッドブル・トロロッソ・ホンダのクビアト選手は0.022秒という僅差でQ3進出を逃してしまいましたが、スタート時のタイヤを選べる11番グリッドにつけたため、明日のレースではポイント獲得を期待します。
アルボン選手については、FP3でのクラッシュにより、予選への出場がならず、明日はピットレーンからのスタートになります。彼に怪我がなかったことは幸いでした。ここ上海インターナショナル・サーキットでは、オーバーテイクのチャンスも多いですし、プラクティスでのマシンの仕上がりがよく、速さはあるので、レースでは力強い走りを見せてくれると信じています。なお、クラッシュ時に搭載していたPU(パワーユニット/エンジン)については、すぐにHRD-Sakuraに返送し、各コンポーネントのダメージ状態の確認を行います。