2019年F1第3戦中国GP、毎日2万歩は歩くことになるという広大なパドックから今週末もムッシュ柴田氏が現地の様子をお届けしていきます。
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今週末の中国GPは、1000GP目の記念すべきグランプリです。でも1960年まではインディ500もF1のレースに無理矢理組み込まれていて、はたしてそれも合算していいのかという議論もあるようです。だからなのかサーキット内外のポスターや垂れ幕には、決して「1000GP」とは表記されてない。正式には、「F1・1000」なんですよ。
アイルトン・セナ様の後ろの垂れ幕が、そうですね。
中国語表記も、GPという言葉は使ってないようですね。
主催者側は一生懸命盛り上げようとしてるんですが、やや空回り気味……。
パドックに展示されたヘルメットも、(自称)セナ研究家の熱田護カメラマンによれば、「じ~っと観察したところ、すべてレプリカですね。ということは(ミハエル・)シューマッハーのヘルメットも、本物じゃないでしょう」とのことでした。
一方こちらのロータス49Bは、本物です。
グラハム・ヒルが1968年に二度目のタイトルを獲得した名車です。
それを息子のデーモンが走らせました(モニターで見て駆けつけた時には、すでに本人は立ち去ったあとでした・・)。
ま、しょうがないねと、ピレリのランチをいただきに出かけました。上海国際サーキットのパドックはとにかく広大で、毎日2万歩は歩きます。しかもピレリのホスピタリティは一番端っこなので、反対側の端っこにあるメディアセンターからは、まさに「出かける」という感じなのです。
さすがに中国人のゲストが多いなあと口に出したら、米家くんから「ピレリは今や、チャイニーズですよ」と、言われてしまいました。そういえば数年前に、中国企業に買収されたんでした。
でも食事は、バリバリのイタリアンです。ところが米ぴーはメニューに「ラーメン」を発見し、よせばいいのに注文したのでした。
そして出て来たのが、こちら。皿ラーメン?麺は春雨だし、
添えられてるのはナイフとフォークだし……。「スープは最高です」と、言ってましたけどね。
というようなグダグダ話だけだとなんですから、ドライバーも少しはお見せしましょう。
ますますスーパーマリオに似てきたセバスチャン・ベッテル。
ますます笑顔がキュートなシャルル・ルクレール。
ますます目がうつろなピエール・ガスリー(頑張れ……)
そして初めての中国を順調に走れたアレクサンダー・アルボンは、囲み取材でも実に饒舌でした。
調子よすぎて、ウエアを忘れて帰っちゃいましたけどね。