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「大手に就職したけど少しブラックだった」と涙する新入社員 「休日中に研修の反省レポートを書くように」と指示され動揺

2019年04月13日 09:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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残念ながら世の中にはまだ「それ、いる?」と言いたくなるような、仕事ですらない無駄な作業を強いる企業がある。たとえば毎朝社訓を大声で言うだの、重役からのビデオレターが届いてそれで感想文を書けだの。「うるせえ給料上げろ!」である。

こういう、お金に直結しないムダなことをやっている会社って、他にも問題を抱えていることが多いんじゃないだろうか。少なくとも僕が知っているそうした会社は、ネットでも名指しでブラックと批判されている。

さて、新年度だ。今年も多くの若者が期待と不安を抱えて新社会人になったけど、ネットを覗けば早くも理不尽な状況に心を折られそうな人がいた。(文・松本ミゾレ)

「やっと休日来たのにこんなん書かされてクソだるいやん法律上はあかんのやで」


今月6日、おーぷん2ちゃんねるに「ワイ新入社員、大手に就職したのに少しブラックで泣く」というスレッドが立っていた。スレ主はこう書いている。

「研修中の反省だとか気付いたことをレポートにしろとか、社長の話を聞くから聞きたいことを休みの日に質問を考えろとか言われた」

その上で「これが普通のことなのか」と疑問を抱いているようだ。休日に会社の課題をやらせるとなると、それは労働時間になるわけで、労務管理的には問題がありそうだ。スレ主も「やっと休日来たのにこんなん書かされてクソだるいやん法律上はあかんのやで」と書いている。

スレ主は他にもこう書き込んでいる。

「研修中のグループディスカッションの振り返りを5時間もして発言したやつの言うことうんうん頷いてて草生える。もっと生産性あることできるんじゃないんか」

なんかどっかのセミナーの互助グループみたいなことやってるなぁ、といった感じだ。

「超ヤバかったら辞めるけど、まだその域ではない」と粘るスレ主だが……

スレッドのタイトルには「少しブラック」とあるが、大手企業でもホワイトとは限らない、というのが日本の現状なのだ。

ちょっと前まで大学でのんびり楽しく生きてきたような子が、新年度に入ってすぐこんな有様だ。にも関わらず彼は「転職の準備だな」という意見に対して「超ヤバかったら辞めるけど、まだその域ではない」と返している。

そうかなぁ。動くなら早いほうがいいような気はするし、こういう「うちはまだマシなほう」って、死相が出てるブラック奴隷さんたちがみんな言ってるセリフなんだよなぁ……。

ところで、スレッドにはこのような会社の無意味としか思えないイベントに対して「小学校の帰りの会」という指摘を見ることができた。まさにその通りである。生産性は皆無だ。

もちろん、目の前のちょっとした理不尽に過剰なアレルギーを持つのは良くない。でも少なくとも僕なら、社長への質問を休日に考えるように指示する職場なんて、まともじゃないだろう。