トップへ

パワハラ問題で炎上中「ゲーム部プロジェクト」、声優は変わらず継続か 運営会社が報告文発表

2019年04月13日 08:51  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 2019年4月11日、Vtuberユニット「ゲーム部プロジェクト」の運営を行う株式会社Unlimited は、現在取り沙汰されているパワハラ問題について同社ホームページ上にて見解を発表した。


(参考:ゲーム部にときのそら、人気VTuberが応援団をつとめるPS Store「SPRING SALE」がすごい) 


 結論からいえばUnlimitedは声優スタッフと協議の結果、今後も活動を行っていくことになったとのこと。以下発表の序文を引用する。


“今回の一連の件につき、皆様にご心配とご迷惑をお掛け致しましたことを心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。


今回の件を受け声優スタッフと真摯に話し合いを行い、今後も活動を行っていくことについてお互いに確認できたこと、まずはご報告申し上げます。”


 この記事では、ゲーム部プロジェクトパワハラ問題の概要について11日の発表も含め現在までの経緯を解説する。


 ことの始まりは4月初頭。「ゲーム部プロジェクト」の声優と思われる人物のTwitterアカウントにて、声優が長時間労働を強いられており、事務所スタッフから暴言を受けているという旨のツイートが投稿された。


 ゲーム部プロジェクトは夢咲楓、風見 涼、桜樹 みりあ、道明寺 晴翔の4人で構成されているが、彼ら4人の担当声優全員がパワハラの告発と思われるツイートを投稿している。


 ゲーム部プロジェクトはチャンネル登録者数40万人を誇る大手だけあり、この件はただちにSNS上で拡散された。ちなみにゲーム部のYouTubeチャンネルは、4月5日に投稿された動画の時点で更新が止まっている。


 そして運営会社Unlimitedは4月11日に冒頭でも触れた報告文を公開し、今後もこれまでの声優スタッフと活動を行っていくことを明らかにした。


 この報告文内では同社の制作スタッフがいじめともとられるようなコミュニケーションを行っていたこと、また声優に過度な業務負担を強いていたことが認められている。


 そして同社は今後について、新たにマネジメントを専門に行う部署を設立し、声優スタッフには担当マネージャーを配置し、業務量が適切になるよう最大限配慮する体制をとるとした。


 VTuberを含め、現在のYouTubeは「毎日投稿して当たり前(生放送なら長時間やって当たり前)」という暗黙の了解にも近い風潮がある。しかし個人による活動ならまだしも、企業として動画制作を行う以上は、どの企業・事務所も労働面の整備が必要になりそうだ。


(脳間 寺院)