LEON PYRAMID AMG/2019スーパー第1戦岡山 4月13~14日に開幕を迎える2019年のスーパーGT。予選日を翌日に控えた4月12日、開幕の地である岡山国際サーキットには各チームのマシンが持ち込まれ、レースに向けた準備が進められた。
2018年12月から行われてきたメーカーテストやタイヤテスト、3月に2回行われた公式テストなどを経て、ついにスーパーGTの2019年シーズンが開幕を迎える。
スーパーGT GT500クラスではF1チャンピオン経験者のジェンソン・バトンがタイトル防衛を目指し、山本尚貴とRAYBRIG NSX-GTをドライブする。公式テストなどではライバルの後塵を拝してきたホンダ陣営だが、開幕に向けてどれだけパフォーマンスを高めてきたのか気になるところ。
タイトル奪還を目指すニッサン陣営は平手晃平やフレデリック・マコヴィッキィ、ジェームス・ロシターなどを起用して体制を強化。レクサス陣営は中山雄一、坪井翔といった若手を起用しつつも、2017年チャンピオンの平川亮/ニック・キャシディ(KeePer TOM’S LC500)、毎年安定した強さを発揮する立川祐路/石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)など強力コンビも維持して、“レクサスラストイヤー”での戴冠を狙う。
GT300クラスはアストンマーティン・バンテージGT3やマクラーレン720S GT3、TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GTといった新車に加え、エボモデルとなったホンダNSX GT3、人気の“VTuber”とコラボしたPACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEや、ひさしぶりの登場となるエヴァンゲリオンカラーのエヴァRT初号機 X Works GT-Rといった“痛車”など、注目車種も多く、こちらも勢力図は混迷を極めそうだ。
準備が進められた12日はくもり空で、春物の上着では少し肌寒さを感じるようなコンディション。すでに公式テストなどで2019年仕様のカラーリングをお披露目しているチームも多いが、今回が初披露となるチームも多く見られた。
開幕戦予選日となる13日は8時50分から公式練習がスタートする。開幕ダッシュを決めるのはどのチームになるのか、目が離せないレースとなりそうだ。