レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1バーレーンGPで期待どおりのパフォーマンスを発揮できなかった原因は、メカニカルセットアップに関するミスにあると語った。
フェルスタッペンはバーレーンで4位を獲得したものの、フェラーリとメルセデスのペースにはおよばず、マシンバランスに不満を訴えていた。
チームは、バーレーンテストの2日間において、メカニカルセットアップにおけるミスがパフォーマンス不足の大きな原因であることを突き止めたという。
「テストでたくさんのことについて理解した。週末を通してセットアップを間違えていたことが分かったんだ」とフェルスタッペンは中国GP直前に語った。
「僕らが調べた限りではそういうことだ」
「いいマシンバランスを見つけ出せていれば、もっと上位に近いところで戦えたはずだ。それができていたら、バーレーンでは3位でフィニッシュできたと思う」
「(バーレーンの)週末は常に風が強かった。いいマシンバランスを探り続けたが、最後まで満足できなかった」
「分析の結果、突き止めたことがあるので、なぜいいバランスを見つけられなかったのかを理解することができたと思う」
■フェルスタッペン、タイヤについては課題が残ると示唆
一方でフェルスタッペンは、バーレーンにおいてソフト側のタイヤでRB15が速さを発揮できなかった原因は、セットアップのミス以外にもあると考えている。
「それはまた別の問題だ」とフェルスタッペンは言う。
「ソフト側のタイヤでスライドばかりしていて、タイヤをオーバーヒートさせてしまうような状態では、いい結果を出すのは簡単ではない」
「決勝ではどちらのタイヤでもとても遅かった。だから最終的にそれが決定的な問題になったとは思わないけどね」
中国GPに向けて、セットアップに関する問題を解決できたとフェルスタッペンは考えている。
「バーレーンで間違ったことへの解決法は単純だ。でもその他の部分がどうなのかを見ていく必要がある」
「また別のグランプリだから、いろいろなことが起こり得る。自分たちがコントロールできることに関しては完璧に対処する必要がある。その上でどれぐらい競争力があるかを見てみよう」