トップへ

『アマンダと僕』監督の長編第2作『サマーフィーリング』7月公開 3都市にわたる3度の夏を描く

2019年04月12日 09:01  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 第31回東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督作『サマーフィーリング』が、7月6日よりシアター・イメージフォーラムほかにて全国順次ロードショーされることが決定した。


参考:『ビューティフル・ボーイ』は今こそ観るべき1本 ドラッグ依存症に立ち向かうサポートと愛とは


 夏真っ盛りのある日、30歳のサシャは突然この世を去る。彼女の死は、サシャの恋人ロレンスとサシャの妹ゾエを出逢わせる。突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。3度の夏、3つの都市。愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者達は少しずつ人生の光を取り戻していく。


 「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアース監督は、それぞれの街を舞台に優しい眼差しで、哀しみを受け止める人々の繊細な心情描写を描く。撮影は、『わたしたちの宣戦布告』『アマンダと僕』のセバスティアン・ブシュマンが務めた。


 ロレンスを演じるのは、『リプライズ』『オスロ、8月31日』などのヨアキム・トリアー監督作品で頭角を表したノルウェーのアンデルシュ・ダニエルセン・リー。ゾエ役には『女の一生』のジュディット・シュムラ、ゾエの母親役には『緑の光線』のマリー・リヴェールが名を連ねた。音楽はタヒチ・ボーイが担当し、挿入歌として、ピクシーズ、ラーズ、アンダートーンズ、ニック・ギャラリー、ベン・ワットなどの楽曲が使用されている。


 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、海辺で水平線を見つめる1組の男女の姿が。「ベルリン、パリ、ニューヨーク。君だけがいない、三度目の夏が来る」とコピーが添えられている。(リアルサウンド編集部)