2019年のMotoGPを戦うプラマック・レーシングは、4月12~14日に行われる第3戦アメリカズGPで、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニを冠スポンサーに迎えると発表した。
プラマックは2019年、ジャック・ミラーとフランセスコ・バニャイアのふたりを起用し、ドゥカティ・デスモセディチGPを走らせている。
チームは2017年から、イタリア企業のAlma(アルマ)からスポンサードを受けてシリーズを戦ってきたが、同社のルイジ・スカボーンCEOは脱税の疑いで3月にイタリア当局に逮捕されていた。
この事件を受けて、チームは声明こそ発表してなかったものの、3月31日に決勝が行われたアルゼンチンGPでは、チームのマシンや機材からアルマのロゴが排除されている。
そのアルマの代わりにスポンサーを務めるのはイタリアのスーパーカーメーカーのランボルギーニ。第3戦アメリカズGPでは、同社の“暴れ牛”がデスモセディチGPに掲げられることになった。
チームプリンシパルを務めるパオロ・カンピノッティは「アメリカズGPでランボルギーニをタイトルスポンサーに迎えられることを誇りに思う」とコメントを発表している。
「このスポンサー就任は、ランボルギーニとプラマックの関係が、私と(ランボルギーニCEOの)ステファノ・ドメニカリの友好関係を超えたものという表れだ」
ドメニカリCEOも「ランボルギーニとプラマック・レーシングがコラボレーションする場所として、オースティン(で行われるアメリカズGP)以上に最適な場所は存在しない」と述べている。
「今回のコラボレーションにおける最大の目標は、“メイド・イン・イタリア”のエレガンスさを伝えることだ」
「アメリカという場所は、イタリアの優れたものづくりの概念を発展させ、強固なものにし、世間へ発信するのに最適な場所だ」