オリジナルアニメーション映画『HELLO WORLD』が9月20日から全国東宝系で公開される。
同作は、細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』の助監督や、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の監督を務めた伊藤智彦の最新作。2027年の京都を舞台に、高校生の堅書直実、10年後の未来からやってきたカタガキナオミ、直実のクラスメイト一行瑠璃の人間模様を描く。
直実の声を北村匠海(DISH//)、カタガキナオミの声を松坂桃李、瑠璃の声を浜辺美波が演じるほか、脚本は野崎まど、キャラクターデザインは堀口悠紀子、アニメーション制作はグラフィニカが担当。今回の発表とあわせて特報が公開された。
声優初挑戦となる北村は「もともと、アニメが好きでずっと声優に挑戦したいなと思っていたところに、『HELLO WORLD』のオーディションのお話を頂いて、是非!やりたい!と“即答”でした」、松坂は「伊藤監督から『パディントン』を見て、とオファーをいただいたので今度は何の動物なんだろう?とちょっと不安もありましたが、ちゃんと人間だったので安堵しました」とそれぞれコメント。
また浜辺は「監督の作品を以前から大好きで観ていたので、お仕事出来ることが不思議な感じがしました」、伊藤監督は「まーた職業声優でない俳優ばかりそろえて、とお思いの方もいるでしょう。松坂桃李さんは、彼の優れた声の仕事に惚れて、コンテも彼のイメージで描いていましたので、オファーを受けてもらえて本当に光栄です。北村匠海さん、浜辺美波さんの両名は、オリジナル作品で情報も少ないなか、キャラクターの理解に懸命に取り組んでオーディションに臨んでくれました」と述べている。
■北村匠海(DISH//)のコメント
もともと、アニメが好きでずっと声優に挑戦したいなと思っていたところに、『HELLO WORLD』のオーディションのお話を頂いて、是非!やりたい!と“即答”でした。
浜辺美波さんとは久々の共演、そして松坂桃李さんとも以前ご一緒したドラマ以来で、またこうやってお二人と“再会”できたことがとても嬉しかったです。
心強いキャストの皆様と、伊藤監督のもと心地よく収録は進んでいったと実感しています。
是非、この映画をみてハラハラドキドキしてください!
■松坂桃李のコメント
『HELLO WORLD』でカタガキナオミの声を務めさせていただきました。
伊藤監督から『パディントン』を見て、とオファーをいただいたので今度は何の動物なんだろう?とちょっと不安もありましたが、ちゃんと人間だったので安堵しました。
アニメーションならではのスペクタルな世界観。
そこに声だけで命を吹き込む作業は難しさもありますが、楽しさ、やり甲斐もありました。
高校生の直実役の北村匠海くんと繋がり合う部分を作れるように心がけながらアフレコをしたので、完成した作品をご覧になった方に、その繋がりを感じていただけたらと思っています。
■浜辺美波のコメント
私自身、アニメがとても大好きだからこそ声優さんの難しさがすごくわかり、アニメ作品に関わることが出来る嬉しさと共に、不安もありました。
松坂さんとは中学生のときに松坂さん主演の作品に出演したことがありましたが、共演シーンはありませんでした。
ぜひまたお会い出来たらなと思っていたので今回ご一緒できて嬉しかったです。
北村さんとは約2年ぶりで、お会いするのも久しぶりでしたが、再度共演でき、楽しかったです。
監督は不慣れなわたしに、たくさん試行錯誤してアプローチして声撮りをしてくださいました。
監督の作品を以前から大好きで観ていたので、お仕事出来ることが不思議な感じがしました。
思わずのめり込んでしまう作品になっていると思います。ぜひお楽しみに。
■伊藤智彦監督のコメント
まーた職業声優でない俳優ばかりそろえて、とお思いの方もいるでしょう。
松坂桃李さんは、彼の優れた声の仕事に惚れて、コンテも彼のイメージで描いていましたので、オファーを受けてもらえて本当に光栄です。北村匠海さん、浜辺美波さんの両名は、オリジナル作品で情報も少ないなか、キャラクターの理解に懸命に取り組んでオーディションに臨んでくれました。自分にとって、才能ある新人のデビュー作になったり、アニメ畑ではない方たちに声の仕事をしてもらってきたことは、全て、作品のことだけを考えてきた結果です。今回も最もこの作品にマッチした人たちにお願いすることができたことに自信を持っています。
プレスコと呼ばれる手法で先にセリフは収録されており、彼らの芝居に合わせて日々カットが出来上がっています。時にシリアスに。時にコミカルに。海外のアニメ映画に負けないような作り方でキャラクターに命が吹き込まれていっています。どうぞ、ご期待ください!