東村アキコの漫画『偽装不倫』がドラマ化され、7月から日本テレビ系で放送される。
『東京タラレバ娘』『海月姫』『かくかくしかじか』などで知られる東村アキコ。『偽装不倫』は「LINEマンガ」で連載中の作品だ。主人公は独身で実家暮らしのアラサー派遣社員・濱鐘子。不毛な婚活に疲れて女性としての自信を失っていく鐘子が、年下の男性と出会い、とっさに既婚者と偽ってしまうが、彼に「僕と不倫しましょう」と言い寄られるというあらすじだ。
真面目で不器用で、恋愛らしい恋愛をほとんどしてこなかった鐘子役を演じるのは、約4年ぶりの連続ドラマ出演となる杏。出演に際して杏は、「不倫モノは、私はなかなか共感できないのですが、この話は、実は不倫ではありません。タイトルにはドキっとさせられますが、フタを開けてみると、主人公を応援したくなる、もどかしいラブストーリーだったりします」とコメントしている。
脚本は『のだめカンタービレ』の衛藤凛が務める。なお4月25日には、原作の単行本3巻が刊行される。
■東村アキコのコメント
新しいチャレンジで始めたこの連載がこんなに早くドラマ化されるとは、本当に嬉しいです。しかも主人公の鐘子役を私の大好きな杏ちゃんがやってくれると聞いてびっくりしました。
鐘子のイメージにぴったりです!
ドラマを楽しみにしつつ、さらに連載も頑張ります!
■杏のコメント
連続ドラマ出演は4年ぶりということで、色々と迷う部分もありましたが、その中で大好きな東村アキコ先生原作の『偽装不倫』を出してもらい、これを全力でやってみたいという思いがふつふつと湧いてきました。
不倫モノは、私はなかなか共感できないのですが、この話は、実は不倫ではありません。タイトルにはドキっとさせられますが、フタを開けてみると、主人公を応援したくなる、もどかしいラブストーリーだったりします。主人公とミステリアスな青年が出会い、この先、どうなるんだろうと、毎話待ちきれない、今までになかった作品になると思います。
東村さんの作品はほとんど全部読んでいて、実写化のニュースを耳にするたびに、私も演じたかったなと思ってきたので、今回出演が決まって、とても嬉しく思っています。
原作者の東村さんにも、原作ファンの方にも楽しんでいただけるドラマにしたいです。
気合いを入れて頑張ります。暑い夏を一緒に過ごしていただければ嬉しいです。
■加藤正俊(日本テレビプロデューサー)のコメント
さすが、東村さん。原作マンガは、読めば読むほど次の展開が気になって仕方ない、ワクワクする物語です。そして主演はなんと、久々のドラマ出演となる杏さん。「東京タラレバ娘」と「花咲舞が黙ってない」という、私が手がけた大好きなドラマのお二人の融合が実現しました。きっと、爆発的な化学反応を起こして、面白いドラマになると確信しています。どうぞご期待ください。