レーシングポイントF1のセルジオ・ペレスは、中国GPで結果を残すための決め手となるのは、ターン1を制することだと語った。
今週末の中国GPを前にペレスは、「中国GPのことを考えると、浮かんでくるのはターン1のことだ」と明かした。
「トリッキーなコーナーだ。とても長いし正確なコーナリングをするのが難しいから、そこではほんの小さなミスでさえ高くつくし、不満の残る結果になってしまう」
「全般的にとても難易度の高いコースだ」
「フロントの性能が制限されるコースだから、長い高速コーナーでフロントタイヤがうまく機能するように、バランスを見出す必要がある」
困難が待ち受けているコースではあるものの、ペレスは、上海を訪れることを楽しみにしていると述べた。
「毎回アジアを訪れることを楽しんでいるよ。それに上海はとてもクールな都市だ」
「とても熱狂的なファンがいて、週末に向けて大きなエネルギーをもらうことができる」
「街を探索する十分な時間はないけれど、いつも地元の食べ物に挑戦しているよ!」
今週末の中国GPで、F1は1000戦目という節目を迎える。ドライバーたちは、長いF1の年月におけるそれぞれの思い出に浸ることになるだろう。
ペレスはF1の思い出について、次のように話した。
「子供の頃に見た覚えのある、いくつかのレースのことを考えていた」
「初めてファンとして観戦したレースは、2002年のインディアナポリスで、僕はその時12歳だった。レース観戦はファン・パブロ・モントーヤが開催したマイアミでのカートレースの優勝特典だったんだ!」
「ドライバーとしてF1で最も記憶に残るレースは、僕にとってはおそらく2012年のマレーシアGPになるだろう」
「僕はF1で2年目を迎えていた。フェルナンド・アロンソ(当時フェラーリ)との素晴らしいバトルの末、2位の座を獲得したんだ。そのレースのビデオを数週間前に見たけれど、今でもエキサイティングだった」
「天候のせいですべての戦略が変わり、僕は最終ラップでフェラーリを捕らえた。ファンにとっても素晴らしいレースだったと思うよ」
2019年シーズンはここまでの2戦で、レーシングポイントは少なくともひとりのドライバーをポイント圏内でフィニッシュさせている。チーム代表のオットマー・サフナウアーは、その勢いを中国でも維持できることを期待している。
「引き続きポイント圏内のフィニッシュを目指して中国へ向かう」とサフナウアーは語った。
「バーレーンGPは非常に難しいものだったが、上海ではより競争力を発揮できると考えている」
「現在のパッケージからさらに力を引き出すことができると感じており、そのことを中国で示せるよう願っている」