トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、2019年F1第3戦中国GPで好結果を出すために、スムーズな週末を過ごす必要があると考えている。
前戦バーレーンGPでクビアトはチームのミスにより予選Q2最後のアタックができず、15番手に沈み、決勝ではスピンを喫し、ピットレーンでの速度違反でペナルティを受けたことで後退、12位でノーポイントに終わった。
しかしクビアトは、結果には結びつかなかったものの速さはあったとして、中国GPでの挽回に期待をかけている。
「バーレーンではうまくいかない部分があった。望んでいたほどの周回を走ることができず、それによって路面コンディションの変化についていくのが難しかった」とクビアトは言う。
「僕らは予選で完璧な仕事ができず、レースもまとまりのないものになってしまった」
「一方で、ポジティブな要素もあり、僕のペースはとてもよかった。中国に向けて心強いよ」
「それにバーレーンテストでは2日間、有意義な作業ができた。アレックス(・アルボン)はチームのテストを担当し、僕はピレリのためのタイヤテストを行った」
「中国ではすべてがベストの状態で機能するよう、いいセットアップを見つける必要がある。それができればとてもいい週末になるはずだ」
■「表彰台の経験がある中国で走るのが楽しみ」とクビアト
クビアトはレッドブル時代の2016年、中国GPで3位表彰台を獲得した。良い思い出の地であるとともに、上海インターナショナルサーキットのレイアウトを気に入ってもいるとクビアトは言う。
「中国にはいい思い出がある。2016年に6番グリッドから3位表彰台を獲得したんだ」
「低速コーナーと中速コーナー、そしてロングストレートがうまく組み合わされた面白いコースだ。ここでうまく走れたときの満足度は高い。トリッキーなセクションもあり、超ロングストレートの後のヘアピンではハードブレーキングが必要になるし、最初のふたつのコーナーも難しい」
「今回、F1が1000戦目を迎える。そのグランプリで走れることをうれしく思っている。今回参戦するドライバーはF1の歴史の一部になることができるんだ。その一員だというのは素晴らしいことだよ」