スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトは4月8日、5月10~12日に開催される第5戦スペインGPのポスターを発表。合わせて、2018年いっぱいで現役を引退したダニ・ペドロサの功績をたたえて命名されるペドロサ・コーナーのセレモニーを、スペインGPのウイーク中に実施することを発表した。
ヘレス・サーキットは、1987年にロードレース世界選手権(WGP)を初開催し、1989年から現在に至るまで、毎年春にスペインGPとしてMotoGPを開催している。2018年1月には、2017年にこの世を去ったMotoGPレジェンドライダー、アンヘル・ニエトの功績を称え、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに名称を変更することを発表している。
ヘレス・サーキットの6コーナーは、これまでドライ・サックの愛称で親しまれていたが、その名称がペドロサ・コーナーとなり、コースサイドには記念のモニュメントが設置される。
ヘレスでライダーの名前がコーナー名として冠されるのは、5コーナーのシト・ポンス、8コーナーのホルヘ・マルチネス、9コーナーのアンヘル・ニエト、11コーナーのアレックス・クリビエ、13コーナーのホルヘ・ロレンソに続いてペドロサが6人目となる。
コーナー名が冠されるペドロサは、2001年にグランプリデビューを飾り、2006年からホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームから最高峰のMotoGPクラスに参戦し、幾度となくチャンピオン争いを展開した。そして、2018年をもって現役を引退し、MotoGP29人目の殿堂入りを果たした。現在はKTMのテストライダーを務めている。