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カイリー・ジェンナー 最年少ビリオネアは「自力じゃない」 プライベートを守りたいとも

2019年04月10日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

21歳でビリオネアを達成したカイリー・ジェンナー(画像は『Kylie 2019年3月14日付Instagram』のスクリーンショット)
21歳の最年少でビリオネアを達成し、『Forbes』誌が「セルフメイド(自力で達成)」と称賛するも、世間からはビジネスの成功は「家族のおかげ」と言われるカイリー・ジェンナー。先日にはとうとう「セルフメイドは事実」と自身を擁護したが、一変して「自力でビリオネアを達成したなんて言えない」と前言を撤回した。

カイリー・ジェンナーはカーダシアン&ジェンナー家の末っ子として、2007年から家族で米リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演して有名になった。しかし、メディアの露出が多い姉コートニー、キム、クロエ、ケンダルに比べて目立たなかったカイリー。そんなカイリーが注目されるきっかけとなったのは、2014年頃から始めた唇へのフィラー注入だ。フィラー注入によってふっくらした唇を生かして、コスメブランド「Kylie Cosmetics(カイリー・コスメティクス)」をスタート。すでにSNSで莫大な数のフォロワーを抱えていたこともあり、大ヒットを記録した。そして先月、ついに資産推定額が10億ドル(約1120億円)に達し、21歳で最年少ビリオネアとなった。

『Forbes』誌はカイリーの成功を「セルフメイド(自力で達成)」と称えたが、世間は家族とともに有名になったカイリーが「自力で達成」と言われることを疑問視。カイリーは先日、『Interview Germany』で「『セルフメイド』以外に表現できる言葉なんて本当にないの。だって、それが事実だから。そのカテゴリーに私は分類されるの。でも、私の場合は特別なケースよ。Kylie Cosmeticsをスタートする前から大きな基盤があったし、たくさんのファンがいたから。私は15歳を過ぎてから、親から一銭ももらっていなかった。100パーセント自分のお金で会社をスタートさせたわ。私の銀行にある10セントでさえも(親から)受け継いだものではないわ。私はそれをとても誇りに思っているの。」と自分自身を擁護していた。

しかし先月30日に『New York Times』に公開された記事で、カイリーは「自分だけで達成できたなんて言えない」と「セルフメイド(自力で達成)」を突如否定。さらに「もし資金の面でいうのなら、表向きではそう(セルフメイド)よ。(ほかの人から)お金は受け取っていない。でも、私にはたくさんの助けがあったし、大きな基盤があったから」と改めて自身のビジネスの成功について言及している。

現在、インスタグラムに1億3100万以上のフォロワーを持つカイリー・ジェンナー。SNSはビジネスに欠かせないが、一時期SNSへの投稿がパタリとなくなったことがあった。カイリーは昨年2月にラッパーのトラヴィス・スコットとの間に娘ストーミーちゃんを出産しており、出産までは妊娠についても認めずメディアへ露出することもほとんどなかった。カイリーは「ソーシャルメディアは私のビジネスに大きく関わっているわ。でも、個人的な時間を作るのも大切なの」と、リアリティ番組以外ではプライベートを保ちたいと明かしている。

著名な一家の出身だからといって、必ずしも全員がビリオネアを達成できるわけではない。「最年少ビリオネア」の称号はカイリー・ジェンナーが多くの人から評価されていたからこそ得たものであり、本人の努力の賜物であることは変わらないだろう。

画像は『Kylie 2019年3月14日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)