2019年からFFFレーシングチームに移籍し、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ミドルイーストとランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアを戦っている笠井崇志が、4月6~7日にマレーシアのセパン・サーキットで開催されたスーパートロフェオ・アジア第1ラウンドで5位/4位という結果を残した。
三重県出身の笠井はまだ学生だが、レーシングカートからイタリアのFIA-F4等を経て、スポーツカーレース参戦を志しており、2018年はビンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)からランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦。プロ-アマクラスのタイトルを争った。
そんな笠井は2019年、強豪FFFレーシングチームに移籍。2月のスーパートロフェオ・ミドルイーストではランキング2位という成績を収め、スーパートロフェオ・アジアの開幕ラウンドとなるセパンに挑んだ。
ブランパンGTアジア、FIA-F3アジアとの併催となったスーパートロフェオ・アジア第1ラウンドだが、笠井はミドルイーストと同様、フィンランドの若手ユーソ・プハッカとコンビを組んで参戦。まずは予選1回目で、プハッカがポールポジションを獲得すると、予選2回目では、笠井が8番グリッドを獲得してみせる。今回のスーパートロフェオ・アジアは、多くの日本人も参戦しており、非常にレベルが高いレースとなっていた。
迎えたレース1では、プハッカが前半スティントでトップを守るものの、セパン初体験の笠井が後半スティントでやや苦戦。ポジションを落としてしまい、5位でフィニッシュすることになった。ただレース2では、笠井がレース1の雪辱を果たし8番手から6番手にジャンプアップ。プハッカに交代すると、さらにプハッカもポジションを上げ、表彰台目前の4位でフィニッシュ。この2戦の結果で、プハッカ/笠井組はランキング2位で開幕ラウンドを終えることになった。
ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアは、次戦は6月の地元鈴鹿ラウンド、そしてさらに7月の富士と、日本でのレースが2戦続くことになる。これまでヨーロッパを中心に戦ってきた笠井が、日本のコースでどんな戦いを見せてくれるか楽しみなところだ。