麻生太郎財務相は4月9日、1万円、5000円、1000円札のデザインを一新すると発表した。新1万円札の肖像は「日本の資本主義の父」の渋沢栄一に変わる。これを受け、ネット上では1万円札が「キノの旅」シリーズの作者・時雨沢恵一(しぐさわけいいち)さんと勘違いする人が続出した。
現在、ツイッターで「時雨沢恵一」と検索すると、「1万円」という言葉がサジェストされ、「新一万円札は時雨沢恵一先生?」という投稿が多数出てくる。この事態に、時雨沢さん本人はツイッターで、
「このニュースと関係のないアカウントがこちらです」
と投稿。アカウント名も「時雨沢恵一@お札にはなりません」に変更した。
時雨沢氏「韻を踏んだわけではないが、すんなりハマったのは偶然ではなかった」
「渋沢栄一」と「時雨沢恵一」は母音が似ている。そのため、「確かにニュースで聴いてたら最初時雨沢恵一に聞こえたわ」「渋沢栄一を時雨沢恵一と聞き間違えたの私だけじゃなかった…」という声も多く寄せられた。
時雨沢さんは自身のペンネームについて、「渋沢栄一氏の韻を踏んでペンネームを時雨沢恵一にしたわけではないんですが、思いついた時にすんなりハマったのは偶然ではなかったのだろうなあと思います、はい」と投稿。紙幣刷新については、
「お札一新かあ。久々だなあ」
「日本の一万円の単位が変わるのか。ガンゲイル・オンライン(編注:『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』)で書いた『ユキチ』を『エイイチ』に修正しなければ…」
といい、著作物に変更が出る可能性を示唆した。