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「長身ドライバーが不利な状況を改善すべき」。F1のコクピットサイズ標準化を求める声

2019年04月09日 08:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ジョージ・ラッセルとウイリアムズFW42
ウイリアムズF1チームのジョージ・ラッセルが、ドライバーの体格による不公平を減らすため、F1にコクピットのサイズに関する規定を導入すべきだと主張した。

 ラッセルは、小柄なドライバーを走らせるチームは、シャシーにおいて自由になるスペースを余計に得ることができて有利であると考えている。身長185cmのラッセルのようなドライバーには不利な面があるというのだ。

 ラッセルは、コクピットサイズを厳格に定めることで問題が解決するかもしれないと語った。

「小柄なドライバーだと得をする。(デザイナーが)やりたいことをやる余地が増えるからだ」とラッセルは言う。

「F2やF3では192cmのドライバーに合うスタンダードサイズが取り入れられている。こういう変化にファンは気づかないだろう。それでいて、正しい方向に向かうことができる」

 体重が軽いドライバーが有利な状況を変えるため、2019年F1ではドライバーとシートの最低重量が80kgに設定された。

「F1にはこういうことが必要だ。次のステップは、コクピットに標準サイズを導入することだと思う」とラッセルは語った。