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ポルシェカレラカップジャパン2019 第1・2戦プレビュー

2019年04月09日 06:51  AUTOSPORT web

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ポルシェカレラカップジャパン2019参戦車両
ポルシェカレラカップジャパン 2019 第1・2戦プレビュー

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2019 シリーズ第1・2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)にて2019年4月13日(土)、14日(日)に開催いたします。

“世界最速のワンメイクレース”として知られているポルシェカレラカップの日本シリーズとして2001年にスタートし、今年19年目のシーズンを迎えたポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)。現在、日本国内で行われているワンメイクレースの中で、もっとも長きに渡り継続開催しているシリーズだ。

 2019シーズンは例年同様、スーパーGT及びF1日本グランプリなどのビッグイベントのサポートレースとして4月~10月までに6イベント11戦の開催が予定されている。

 PCCJを戦うマシンは、昨年から導入されたタイプ991第2世代のニュー911 GT3 Cup。リヤに搭載された水平対向6気筒エンジンは4リッターで、最高出力は485psを発揮し、ダイレクトフューエルインジェクション(DFI)の採用で効率性も大幅に向上。さらにアンチロックブレーキシステム(ABS)を採用するなど、パフォーマンスのみならず安全面でもさらなる進化を遂げて、導入初年度の昨年は各サーキットでコースレコードを更新した。

 クラス区分は全ドライバーが対象でシリーズチャンピオンを競う“オーバーオール(総合順位)”と、オーバーオールのなかでアマチュアドライバー同士が覇を目指す“ジェントルマンクラス”で構成。今シーズンのエントリーは全20台(うちジェントルマンクラス登録は13台予定)で、オープニングレースとなる第1・2戦の岡山大会から熱き戦いがスタートする。
 
 このPCCJ第1・2戦の舞台となる岡山国際サーキットは、全長3.703㎞でふたつのストレートと13のコーナーで構成されており、比較的狭いコース幅とタイトコーナーが多いのが特徴。そのためオーバーテイクチャンスが限られ、上位入賞を目指すためには予選グリッドの順位が重要な鍵を握る。
 
 予選は1回のみ実施され、第1戦のスターティンググリッドは予選ベストタイム順、第2戦のスターティンググリッドは予選で記録されたセカンドタイム順で形成される。このため予選では、ベストタイムに加えてもう1ラップそれに近いタイムを記録できるかが重要なポイントとなる。

 今シーズンの注目点は、元PCCJ王者と歴代PCCJジュニアプログラムドライバーによる対決だ。2013年、2014年に2連覇を達成した#60 小河諒は5年ぶりのPCCJフル参戦となる。2017年、2018年にPCCJジュニアプログラムドライバーとして参戦し、2年連続シリーズランキング2位となった#31 上村優太は新たにポルシェセンター岡崎を母体とするチーム、ナインレーシングへ移籍し王座獲得を狙う。
 
 そして今年度のPCCJジュニアプログラムドライバーとして参戦するのは#19 笹原右京だ。#19 笹原は幼少期からカートレースで注目され、欧州のレースでも活躍して近年は国内に戻り、2017年にFIA F4でシリーズ2位、2018年は全日本F3選手権でシリーズ3位の成績を収めている。
 
 また昨年のチャンピオンチーム、スカイレーシングはFIA-F4で活躍してきた#78 大滝拓也を擁して2年連続タイトルを狙う。これら若手ドライバーによる優勝争いに、2017年にPCCJ史上初となるオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルタイトルを獲得した#9 武井真司、2018年最終戦で待望のオーバーオール初優勝を飾った#7 星野敏などといったベテラン勢がどう絡んでくるのか注目される。

 一方、13人のカレラカップパイロットが参戦するジェントルマンクラスは、ベテラン、ルーキーが顔を揃えている。昨年、クラス初優勝を飾ってシリーズランキング2位に輝いた#98 IKARI、1勝を挙げてシリーズランキング3位となった#25 内山清士、同じく1勝を挙げてシリーズランキング4位となった2013年のクラスチャンピオンである#2 田島剛が中心となり、実力伯仲の熱き戦いが繰り広げられるはずだ。

 注目のPCCJ第1・2戦岡山大会のスケジュールは、専有走行が4月12日(金)8時~8時30分、10時25分~10時55分と各30分間の2セッション。予選は4月13日(土)11時20分~11時50分の1回のみ。そして決勝レースは、第1戦が13日(土)16時40分スタート(15周もしくは30分間)、第2戦が14日(日)11時25分スタート(15周もしくは30分間)となっている。