映画『酔うと化け物になる父がつらい』の全キャストが発表された。
今年度に全国公開予定の同作は、アルコールに溺れる父と新興宗教信者の母を持つ菊池真理子の実体験をもとにした同名漫画が原作。主人公・田所サキが酔った父トシフミの奇行に悩まされ、母サエコの孤独に触れながら、崩壊していく家族のなかで未来を見つけていくというあらすじだ。サキ役に松本穂香、サキの父トシフミ役に渋川清彦、母サエコ役にともさかりえ、妹フミ役に今泉佑唯がキャスティング。監督は『ルームロンダリング』の片桐健滋が務めた。
今回出演が明らかになったのは、恒松祐里、濱正悟、浜野謙太、宇野祥平、森下能幸、星田英利、安藤玉恵、オダギリジョー。サキの親友で看護師のジュン役を恒松祐里が演じるほか、サキの恋人で現役東大生の中村聡役に濱正悟、トシフミの同僚・木下役に浜野謙太、トシフミの麻雀仲間「チーム大三元」の白石役に宇野祥平、發田役に森下能幸、中谷役に星田英利、彼らが集うスナック「幸子」のママ役に安藤玉恵がキャスティングされている。また、オダギリジョーは物語の鍵となる「ある場面」に出演するとのこと。
発表とあわせて、恒松祐里、濱正悟、浜野謙太のコメントが公開。恒松は「ジュンは明るくてお節介おばさんのような一面のある子でした。そのオバさん感を出す為に撮影中は家でひたすらおばさんの動画を検索して役作りをしました」、濱は「未熟なりに精一杯、中村聡を演じさせて頂きました。短い期間でしたが、片桐組に、そして素敵な現場で素敵な方々とご一緒させて頂き、本当に感謝です」、浜野は「切り口が最高に切なくてでも可笑しくて、こういう物語は役者さんの味わい深さが試されるんだと思うんですが、そういう現場で渋川さんとご一緒できてとにかく幸せでした」と語っている。
■恒松祐里のコメント
サキの《自称》親友役のジュンを演じさせて頂きました!恒松祐里です。ジュンは明るくてお節介おばさんのような一面のある子でした。そのオバさん感を出す為に撮影中は家でひたすらおばさんの動画を検索して役作りをしました。
家庭環境の影響で人に対して心を開きにくくなってしまったサキの心の中に、いつのまにかズカズカ入り込んでいるジュンでいれたら良いな、そんなジュンが少しでもサキの心を温められたらいいなと思いながら演じました。
■濱正悟のコメント
原作、台本を読ませて頂き、お酒を呑む機会が多い自分にとって、よく考えるべきテーマだと感じました。
戦隊ドラマ出演後、初のお芝居の現場で非常に刺激的な役どころでした。未熟なりに精一杯、中村聡を演じさせて頂きました。短い期間でしたが、片桐組に、そして素敵な現場で素敵な方々とご一緒させて頂き、本当に感謝です。
是非、劇場にてご覧下さい!!
■浜野謙太のコメント
切り口が最高に切なくてでも可笑しくて、こういう物語は役者さんの味わい深さが試されるんだと思うんですが、そういう現場で渋川さんとご一緒できてとにかく幸せでした。渋川さんの味わいを全身で浴びて酔っ払い、いいほろ酔い状態でした。気持ち良かったぁ~。いや嘘っ、一瞬化け物になりました。辛かった~。下戸の役なんですが。