アニメ『けものフレンズ』や『ケムリクサ』の監督として知られる「たつき監督」が4月7日、ツイッターで自身の働き方を明かし話題になっている。監督は
「(半年ぶりに布団で寝たけど、ふとん!気持ちよすぎて怖いなこれ……)」
「(家は1年弱帰ってないのですごい怖い。家賃払ってるから存在は……してるはず……)」
など、多忙のせいか十分な環境で眠れていないようで、ファンから心配の声が殺到していた。
そうした中、アニメ続編である『けものフレンズ2』で監督をした木村隆一さんの呟きにも注目が集まっている。木村さんは8日、
「アニメ業界であれ何の仕事であれ、家に帰ってないなんて自慢にならない。身体壊すほど働かなきゃいけないならアニメなんて作る必要はない。無理をしてしまう時はある、けど身体を壊しては元も子もない。他人にそれを強要しないよう自戒したい」
とツイート。ネットでは、たつき監督を意識した呟きではという見方が出ている。
「こんなことで二人の監督がギスギスするのは見たくない」
木村監督はツイッターユーザーが呟いた、「業界経験の長い監督という立場の人が、家に帰っていないアピールをするだけでガッカリだ」という主旨のツイートを「いいね」している。こうしたことからも、たつき監督を意識した投稿である可能性は高そうだ。
もちろん、仕事より心身の健康を優先すべきなのは自明だ。しかし、ツイッターユーザーやファンからは、内容そのものより、発言のタイミングに「なぜわざわざ波風を立てるのか?」と疑問の声が上がっている。
『けものフレンズ』を巡っては2017年、1期で監督を務めたたつき監督が「カドカワ方面からのお達し」で2期の製作に携わらなくなったとツイートしたことから、名指しされたKADOKAWAや製作委員会に大きな批判が集中し、大きな騒動となった。製作委員会側の経緯説明に納得しないファンも多い中、2期の監督を引き受けた木村監督には、良くも悪くも注目が集まっていた。
こうした中、木村監督は2期放送中、作品に否定的な見解を示したツイッターユーザーのツイートを引用し、
「君の言うような、あらゆる人の共感を得ようという考え方は自分を窮屈にするだけだしつまらないと思う。そして、表現としても僕はつまらないと思っているんだ。だから君の言うような作品作りは僕は絶対にしない」
などと投稿。「晒し上げだ」と批判も出ている。過去のこうした経緯を踏まえてか、木村監督の呟きには、
「木村監督の事は応援しますが、無用な争いを起こす言葉は謹んで欲しいです」
「今の時期にこれは嫌味以外の何でもないから」
「こんなことで二人の監督がギスギスする(あるいは初めからギスギスだったのかもしれませんが)のは見たくないですね」
などのリプライが寄せられている。