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インディ第3戦で初ポール・トゥ・ウィンの佐藤琢磨「あそこまでハードにプッシュする必要はなかった」

2019年04月08日 12:01  AUTOSPORT web

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2019年のインディカー第3戦で優勝した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
4月7日に決勝レースが行われた2019年のインディカー・シリーズ第3戦バーバー。このレースで自身初のポール・トゥ・ウィンを達成した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)のコメントが発表された。

 バーバー・モータースポーツ・パークを舞台に行われた第3戦で、琢磨はポールポジションからレースをスタートすると、ピットのタイミングを除いてラップリーダーを譲らない圧倒的なレース運びをみせる。

 90周のうち74周をリードすると、2位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)に2.3874秒差をつけて、自身通算4度目、ロードコースでは初となる勝利をポール・トゥ・ウィンで飾った。

「この優勝を僕にもたらしてくれたボビー(レイホール)、デイヴ(レターマン)、そしてマイク・ラニガンの3人に心からお礼を申し上げます」と琢磨。

「これまで密接に仕事をしてきたグレアム・レイホールにも感謝しています。今日は、僕もグレアムもとてもコンペティティブでした。(トラブルのため順位を落とした)グレアムに起きたことはとても残念でしたが、チームとして素晴らしいことを成し遂げたと思います」

「(最初のピットストップがやや遅かったことについて)No.30を担当するクルーには新しいメンバーもいて、いまは練習している最中なので、(ピットストップに手間取るのは)いつでもありうることです。なにしろ、これはレースなのです。皆さんご存じのとおり、僕がミスすることだってあります。それは構いません」

「今日のマシンはとても好調だったので、その後、リードを取り戻すことができました。(レース中のミスについて)おそらく、あそこまでハードにプッシュする必要はなかったのでしょう。とても密度の濃いバトルでした。本当によかったと思います」

 琢磨はポールポジションに加え、最多ラップリードのボーナスポイントも獲得。ポイントランキングでは91ポイントまで得点を伸ばし、シリーズランキング3位に浮上している。首位のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とは34ポイント差だ。

 次戦の第4戦は4月14日、ロングビーチで決勝が行われる。