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三浦貴大&成海璃子、低予算映画の制作現場舞台『ゴーストマスター』でW主演に

2019年04月08日 09:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 三浦貴大と成海璃子が、第2回TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM準グランプリ受賞作『ゴーストマスター』でW主演を務めることが決定した。


参考:『カメラを止めるな!』出演キャスト、今なにしてる? 事務所所属、月9デビューと活躍の場広げる


 本作は、アメリカ人の父と日本人の母を持つヤングポール監督の長編デビュー作。低予算の映画制作現場を舞台に、名前だけは“巨匠”だが、断れない性格が災いして要領の悪い、B級ホラーを愛するただの気弱な映画オタクで、こき使われるペーペーの助監督・黒沢明のうっ積した不満が、遂には悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために書き温めていた渾身の脚本『ゴーストマスター』に憑依してしまう模様を描く。


 主人公・黒沢明を演じるのは三浦。監督やプロデューサー、スタッフから怒号や罵声を浴びせられながらも、懸命に撮影現場を右往左往する助監督役に挑む。そして黒沢が憧れる女優・渡良瀬真奈役には、成海が扮する。『東京喰種 トーキョーグール』の楠野一郎が脚本を務め、『ミュージアム』『貞子 vs 伽椰子』の百武朋が特殊造形を担当している。


 なお本作は、世界の映画祭から早くも注目を浴び、4月9日より開催される、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、ブリュッセル・ファンタスティック国際映祭に正式出品されることも決定。Spamflixコンペティブ部門にて最優秀アジア映画賞を競うこととなり、ヤングポール監督が授賞式に合わせて、現地ブリュッセル入りする予定だ。


■コメント一覧
●ヤングポール監督
映画は人間の生き血を吸う。これは本当の事だ。この映画『ゴーストマスター』も例に漏れ
ず、なんとか作品を完成させ世に送り出そうと集ったスタッフ・キャストの血を容赦なく吸い上げ続け、文字通り私は現場でぶっ倒れながらもなんとか撮影を終えた。が、その後の仕上げでも映画『ゴーストマスター』は尚も血を求め、激しい戦いは続いた。そして、漸く一本の映画は完成した。この映画は、沈下し続ける日本映画界の片隅で実際に我々スタッフ・キャストが映画『ゴーストマスター』と戦った血の記録であり、同じく熾烈な環境に身を置く主人公・黒沢明の青春の光と陰、そして映画への愛と憎しみの物語である。愛するということは、血が流れるという事だ。充分に生き血を吸った映画『ゴーストマスター』は、今まさに世に放たれようとしている。是非目撃して欲しい。


●三浦貴大
もともとホラー映画をあまり見てきていないので、脚本を読んだ時には、どのような映像になるのか全く想像がつきませんでした。撮影を進めていくにつれて、様々な仕掛けを目の当たりにして徐々に図が見えてきた部分もあれば、監督の試みに、未だ全く完成が想像できない部分もあり自分でも楽しみにしております。黒沢というキャラクターは、熱い想いと才能・技量のなさのギャップに苦しんでいます。そこが自分の10代から20代前半の頃となにかリンクする部分もあり、感情移入しやすかった気がします。ゴーストマスターはホラー映画なのか、はたまた青春映画なのか。スタッフキャスト全員で作り上げた、熱い苦しいストーリーです。是非とも劇場で皆様の目でご覧いただきたいと思います。


●成海璃子
猛暑の中、山奥にある廃校での撮影はとにかく過酷でした。
現場は特殊メイク祭り、個性的なキャラクターばかりで、笑いの絶えない現場でした。なにがなんだか分からないけど、映画愛に溢れた熱い作品です!


(リアルサウンド編集部)