レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、第3戦中国GPではフェラーリやメルセデスに近づけるよう、チームは全力で対策にあたっていると語った。
開幕戦オーストラリアGPでフェルスタッペンが3位表彰台を獲得し、レッドブル・ホンダはシーズンをいい形でスタートした。しかし、第2戦バーレーンでフェルスタッペンは4位とまずまずの結果ではあったものの、マシンにトップ争いができるだけの速さはなかった。
「バーレーンでは可能な最大の結果を出して、大量にポイントを稼いだ。ただ、このマシンについて学ぶべきことがまだたくさん残っている」とフェルスタッペン。
「ペースが悪く、強風もあってリヤのグリップに苦しんでいたことを考えれば、4位フィニッシュという結果は悪くなかった」
「あちこちでスライドしている状態でなんとかコントロールしなければならず、楽ではなかった。バーレーンでは何か他にやれることがあったとは思わない。僕はマシンを限界までプッシュした」
■レッドブルは中国GPに新パーツ投入の予定。エキサイティングなレースを期待するフェルスタッペン
レッドブル首脳陣は、RB15には空力的な問題があると認め、早急な解決を目指していると述べている。そのための本格的なアップグレードはスペインGPで持ち込む予定だというが、中国にもいくつか新パーツを導入する見込みだ。
「ファクトリーでは(対策のため)大量の作業に取り組んでいる。中国ではギャップを縮めることができるといいね」とフェルスタッペンは言う。
「中国GPのコースはオーバーテイクのチャンスがあるから、いつも素晴らしいレースができる。エキサイティングなレースができるのを楽しみにしている」
「ファーストセクターは素晴らしいレイアウトだ。長い右コーナーでいろいろなラインを選べるから、決勝中、ダーティエアから離れるために興味深いことができる」
「左フロントタイヤに負担がかかるため、コーナーでできるだけエネルギーを使わないにはどうしたらいいかを常に考えてレースを走る」
「上海のコースでは戦うチャンスがたっぷりある。たとえば、ターン1から準備をして、ターン6でオーバーテイクを狙うことが可能なんだ」
「今年の上海はレッドブル・レーシングの初優勝から10年目の節目になる。だからいいショーを見せたいと思っているよ。いつも熱心に応援してくれる中国のファンのためにね」
レッドブルは2009年中国GPでセバスチャン・ベッテルによりF1初優勝を達成。2018年は当時のレースドライバー、ダニエル・リカルドが勝利を飾っている。