就職活動や転職活動を乗り越え入社した企業で、気づけば同期メンバーと社内格差が生まれている。そう感じている人々もいるかもしれない。
同じ企業で働いているのに「どこへ配属されるか」「どんな雇用形態か」で大きな差がつ
いてしまうことも多々ある。企業口コミサイト「キャリコネ」には、社内格差を痛感する人々のリアルな声が寄せられている。【参照元:キャリコネ】
店舗によって業務量違うのに給料は同じ!
「酷いところだと6連勤から1日休んでまた6連勤という場合もある。年末年始なども特に手当もなく、強制的に出勤することがしばしばあった。しかし、総合職様はしっかりと休みを取れているようで、社内格差が酷すぎる」(販売促進 30代前半男性 正社員 年収380万円)
「店舗格差が大きいです。物販売上2000万程度の店舗と、4000万程度の店舗では労働量は大きく変わります。どちらの店舗も経験していますが、正直これで同じ給料なのかと愕然とします。食品中心郊外店舗か、医薬・化粧品中心の駅前都市部店舗でも格差があり、食品中心店舗で3000万を超える店舗だと毎日が息切れする日々」(フロアスタッフ 30代前半女性 正社員 年収340万円)
「職種によって格差がある。事務系は残業・休日出勤が殆ど無いので、ワークライフバランスは抜群。その他の営業、SE、CEは、部署によっては残業・休日出勤が常態化している」(サポートエンジニア 30代前半男性 正社員 年収580万円)
時間外労働をしても手当てが付かず、休みもない部署がある一方で、きっちり休みが取れる部署があるという声や、扱う商品や店舗の立地条件で労働量が大幅に変わるのに「給料は同じ」といった体験談など、労働時間や給与面での社内格差に不満を抱いている人が多いようだ。
「一般職は生涯続ける事は難しい」「能力スキルに関係なくプロパーは上」
「総合職は上に行けばそこそこの手取があるが一般職は生涯続ける事は難しい。昇給もかなりの格差がある」(店長 30代後半男性 正社員 年収550万円)
「とにかく雇用格差が大きい。能力スキルに関係なくプロパーは上と言う考え方。無期社員のフォローなどをさせられる」(マーケティング関連職 40代前半女性 契約社員 年収250万円)
総合職なら昇給も見込めるが、一般職の場合は難しいという声や、非正規と正社員(無期社員)の差を指摘する口コミも。
能力があっても「有期社員」という理由でフォローにまわされ仕事を任せてもらえないなど、キャリア形成においてスタートラインに差がついてしまっている。
また、同じ企業で働いていても仕事内容や業務量はそれぞれ違うため、賃金の基準を「同一」にすると逆に不公平になってしまう場合もある。
これについては企業がそれぞれの部署の業務内容や業務量などチェックしながら対応するべきだろう。各部署間での業務量に大きな偏りが生まれないようにバランスを取りながら、偏りが生まれた場合は給料や休日などで不公平感を埋めることが必要だ。