肉体を酷使するより、頭を使って行う仕事が増えた。ホワイトカラーのビジネスパーソンの中には、創造的な作業に疲れを感じ、「言われたことだけを淡々とこなしたい」と思う人もいるだろう。
単純作業が多い職場として挙げられる中に「工場」があるが、工場で働くというのは、実際にはどんな様子なのだろうか。ガールズちゃんねるに4月3日、「工場あるある」というスレッドが立ち、工場勤務経験者からリアルな声が寄せられた。(文:石川祐介)
「全員が単純なライン作業してるわけじゃない」
「たまに、たったまま意識を失いながら作業してます……」
「流れ作業だから慣れてしまえば半分寝ながら手だけ動かせる」
「自動搬送機の音楽が頭の中で無限リピート 自動車部品工場です」
繰り返しの単純作業ゆえに、意識があやふやになってしまうという意見が多い。ただ、脳はシャキッとしていなくても体が作業を覚えているので、仕事に支障は出ないという。「同じ作業ばかりで夢に出てくる」という人までいる。
個性的な同僚が多いことも工場勤務の特徴、と伺わせるコメントは多かった。
「声を発した事がない人がいる」
「工場にもよるけど挨拶しない人が多くてびっくりした」
そもそもコミュニケーションを積極的にとる業務ではないため、一度も声を聞いたことがない同僚がちらほらいるそうだ。筆者個人的には、挨拶くらいは返してほしいと思わなくもない。
さらに、「言葉遣い悪いキツイ人がマスクと帽子外すと色素薄い系の超色白美人だったりでビビる」と、作業中の言動と顔のギャップに驚かされてしまうという意見も多い。
一般的なオフィスとの違いとして寄せられたのは、「敷地が広すぎて移動が大変」という声だ。
「敷地内の端から端まで徒歩じゃとてもムリ。敷地内移動用に自転車がある」
「大きな工場地帯は建物を脱出出来ても駐車場まで結構の距離を歩く」
ただ、工場と一口に言ってもライン担当と管理担当では業務が異なる。「全員が単純なライン作業してるわけじゃないからね」というコメントもあった。工場での仕事は、人付き合いが苦手だったり作業に没頭した人にはオススメだ。まずは短期で働いて、自分の適性を試してみると良いかもしれない。