代々木アニメーション学院は2020年4月度より13学科を新たに設立する。エンタメ学部の「YouTuber科」もそのひとつだ。YouTuber、V-Tuber業界の現状とともに、番組企画・キャラクター企画から撮影、編集、配信までの一連の流れを学ぶことができる。
同学院広報担当者は、「YouTuber・V-Tuberはなりたい仕事ランキングの上位に食い込む職業です。その人気や時代のニーズを受け、開設に至りました」と説明する。
「時代背景を捉えられる発信者になりたい、好きなことを仕事にしたいという人に」
公式サイトによると、1年次のYouTuber育成講座で、撮影・編集・配信スキルを身に着けるほか、キャラクター設定や企画の立て方を学ぶ。さらにV-Tuberのタイプ別に演じ分けができるよう声の表現に磨きをかける。
2年次では、キャラクターのしぐさやポーズ、ダンスなどを学び立体的な動きを研究するほか、トークスキル、ボーカルとレニング、ヴァーチャルライブなども行う。同担当者は、代アニは声優コースの生徒が多いことから、
「自己表現という意味では声優もV-Tuberも通じていると考えています。声優の基礎を身に着け、それを踏まえつつ自己プロデュースや視聴者とのコミュニケーションの取り方なども学んでいきます」
と語る。同院でYouTuber・V-Tuberに関する通年コースは「YouTuber科」が初めてだが、2018年10月度から夜間・土日に学ぶ週1コースで「Vチューバーアイドルコース」を開講している。
受講生は10~20代が多く、広報担当は「参加学生の中には自分として発信するのではなく、キャラクターに自分を投影して発信するのが楽しい、と変身願望があるという人もいます」と話す。YouTuber科については、
「ネット上で自分の力で発信していける昨今。自分を発信したい、時代背景を捉えられる発信者になりたい、好きなことを仕事にしたいという人に来てほしいです。もちろん人の前に経つのが苦手という方もぜひご応募ください」
と呼びかけた。