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トロロッソ・ホンダのアルボン、最多周回数を記録し、テストを終了「興味深い発見があった。今後のレースに生かしていきたい」

2019年04月04日 16:01  AUTOSPORT web

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2019年F1バーレーンテスト2日目 アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
トロロッソ・ホンダは、バーレーンF1テスト2日目、順調に周回を重ね、アレクサンダー・アルボンが全15人のドライバー中最多の143周を走った。

 今回の2日間にわたるテストで、トロロッソ・ホンダは2020年に向けたピレリタイヤの開発作業にも協力、2台のマシンを走らせた。アルボンはチームのテストを担当し、ダニール・クビアトはピレリのためのタイヤテストに専念した。

 アルボンは1分30秒037(C4タイヤ)で7番手、クビアトは111周を走るなかでの自己ベストタイム1分29秒911で5番手だった。

「昨日は雨で走行時間を数時間失ったが、テスト2日目はとても有意義だった」とアルボン。

「空力テストをして、タイヤの挙動について学んだ。テストのなかでいくつか興味深いことを見つけたし、ポジティブな要素もあった。バーレーンで学んだことを今後のレースで活用していけるだろう」

「今日はすべてがスムーズに進んだ。周回数を重ねることで、マシンにより良い感触を持てるようになってきた。かなり忙しくプログラムを進めていったが、最多周回数を走って一日を締めくくることができてよかった」

■「雨によるテストの遅れを取り戻し、大量のデータを収集できた」とトロロッソ

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズはタイトなスケジュールをこなし、チーム全員がいい仕事をしたと、テスト2日間を振り返った。

「昨日は(走行時間を失って)不満が残る一日だったが、それに比べると今日は非常に生産的なテストデーだった」

「1日半でやる予定だった作業を1日でやろうというプランを立てた。通常どおり、午前中にはエアロレイクをつけて風洞やCFDと、コース上の空力構造を比較するための走行を行った。その後、メカニカルセットアップ、空力面の最適化、タイヤ評価といった作業に取り組んだ」

「グランプリウイークエンドの際ほど風が強くなかったので、より一貫したコンディションでのテストができたが、その一方で、週末のバランスを改善するソリューションを見つけるのは困難だった」

「午後はロングランでハード側のコンパウンドの挙動を見て、それに対してセットアップアイテムによってどういう変化を与えられるのかといったことをチェックした。最後にはソフト側のコンパウンドでショートランを繰り返し、タイヤのデータを集め、今後のレースに向けて理解を進めた」

「今日もマシンにトラブルはなく、アレックスは(レースウイークエンド1回分以上の)774kmを走った。ダニーも問題に見舞われることはなく、601km走行した。ドライバーとチーム全体が素晴らしい仕事をした」

「データを大量に集めたので、これを分析し、中国とそれ以降のグランプリでパフォーマンスを向上させることを目指す」