シソンヌ・じろうの小説『甘いお酒でうがい』が映画化。2020年に全国で公開される。
『甘いお酒でうがい』はじろうが長年コントで演じてきた架空の中年OL・川嶋佳子を主人公に、「川嶋佳子が日記を書いたなら」という着想から執筆された小説。映画版は恋や亡き母、人生などについて毎日日記を綴り、年下の同僚・若林ちゃんと過ごす時間だけ唯一の幸せを感じる日々を送る40代の独身女性・佳子の日常に、二回り年下の岡本くんとの恋の始まりが小さな変化がもたらす、というあらすじだ。
派遣社員として働く主人公・川嶋佳子役を演じるのは松雪泰子。佳子の会社の後輩である若林ちゃん役に黒木華、佳子が好意を寄せる岡本くん役に清水尋也がキャスティングされている。脚本はじろう自身が手掛け、映画『美人が婚活してみたら』でもタッグを組んだ大九明子が監督を務める。
同作は4月18日に開幕する『島ぜんぶでおーきな祭 -第11回沖縄国際映画祭-』で特別上映される。
■松雪泰子のコメント
「川嶋佳子」という人物が、とても複雑でちょっと残念で、後ろ向きだけどポジティブで、本当に魅力的な女性なので、じろうさんの独特な視点と大九監督のリズムが合わさった“佳子ワールド”を楽しんでもらえたらと思います。
■大九明子監督のコメント
お母さんでも、奥さんでもない、大人の女性。そうゆう人を主人公にした映画を撮りたいと思っていました。この世に「甘いお酒でうがい」という映画を生み出すことができて大変光栄です。
■じろうのコメント
川嶋佳子さんの日記が映画化されるそうですね。おめでとうございます。僕は脚本をやらせてもらうことになりましたが、これは皆さんにもチャンスがあるということを意味するんだと思います。今からでも遅くありません。日記を認(したた)めてみては?公開されたら自分だと思って観に行ってみて下さい。佳子さんに幸あれ。