トップへ

「エルメス」のスカーフデザイン手がけたアイルランド人アーティストのリチャード・ゴーマンが展覧会開催

2019年04月03日 17:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
アイルランドを代表する国際的なアーティストのリチャード・ゴーマン(Richard Gorman)による展覧会「形情」が茅ヶ崎市美術館で開催される。会期は4月6日から6月2日まで。

 ゴーマンは1946年生まれ、ダブリン出身。トリニティ・カレッジで経営学を学び自動車業界に就職したが、少年の頃からの夢を捨て切れず31歳で美術学校に入学し、アーティストとしてのキャリアをスタートさせた。絶妙な色彩で色分けされた幾何学形体を組み合わせた作風が特徴で、重要な素材として福井県の岩野平三郎製紙所で作られる越前和紙を使用。アイルランドの映画監督ニール・ジョーダン(Neil Jordan)からは「Emotional Geometry(感情的な幾何学形)」と評価されている。2014年に「エルメス(HERMÈS)」のカレ・スカーフのデザインにアイルランド人としては初めて採用され、2015年には伊勢丹新宿店のエルメスのショーウィンドウデザインを担当した。
 今回の展覧会では、谷崎潤一郎の文学がきっかけで湘南の地に憧れを抱いたゴーマンが、2015年に茅ヶ崎市美術館を訪れたことから実現。以来、同館での展示を前提に作品を制作してきた。今回はインスタレーション作品など初公開を含む約25点を展示。初日の4月6日には14時から30分程度、ゴーマンによる「アーティストトーク」が開催される。
■形情会期:2019年4月6日(土)~6月2日(日)時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日会場:茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45観覧料:一般700円(600円)/大学生500円(400円)    ※()内は20名以上の団体料金    ※高校生以下、市内在住65歳以上の方、障害者およびその介護者は無料公式サイト