2018年でスーパーバイク世界選手権(SBK)の参戦を一時休止していたテンケイト・レーシングは、4月2日にSBKに復帰するとTT・サーキット・アッセンで発表した。マシンはホンダからヤマハにスイッチし、ライダーにロリス・バズを起用する。
オランダに拠点を置くテンケイト・レーシングは、2001年からスーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦し、2004年からSBKにも参戦してきた名門チーム。SBKでは2007年に1度タイトルを獲得し、WSSでも9度タイトルを獲得しており、SBKで通算42勝を飾っている。
チームは3月中旬に、SBKに復帰すると明かし、2日にTT・サーキット・アッセンで参戦ライダーとマシン、そして復帰時期を発表した。
テンケイト・レーシングは、SBKで長年ホンダCBR1000RRを使用してきたが、会場ではヤマハYZF-R1にスイッチすることと、ライダーにバズを起用することを発表した。また、復帰時期は第5戦イタリアか第6戦スペインになる予定であることも明らかにした。
ライダーのバズは、2015~2017年の3シーズンMotoGPに参戦していたフランス人ライダーだ。SBKにも参戦経験はあり、2012~2014年はカワサキ、2018年はBMWを駆り、2度の優勝を含む14度の表彰台にのぼった経験を持っている。
ヤマハYZF-R1とバズの組み合わせで、SBKに復帰するテンケイト・レーシングは、16年連続でSBKに出場することとなる。