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2022年度、富士スピードウェイ内にハイアットブランドのホテルが誕生へ

2019年04月03日 15:31  AUTOSPORT web

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富士スピードウェイ内に建設されるホテルの外観イメージ
2022年度、富士スピードウェイ内にラグジュアリーホテルのハイアットブランドのホテルが誕生する。

 現在、富士スピードウェイ周辺では静岡県小山町と東和不動産が『(新東名高速)小山パーキングエリア周辺地区土地利用事業』として、スマートインターチェンジから富士スピードウェイまでのエリアにレーシングカーの保管施設やホテル、レストランを置く“モータースポーツビレッジ”計画が進められている。

 今回のホテルは、そのモータースポーツビレッジと呼応・連動するもので、東和不動産が富士スピードウェイの敷地内に「モータースポーツの魅力発信をサポートする」ホテルを建設。その運営をハイアットホテルズ・コーポレーションの系列会社が行うことになった。

 同ホテルは、ハイアットが展開しているホテルブランドのなかでも、「施設やアメニティを通じてひときわユニークな個性を持ち、そこでしか体験できないオリジナリティと上質さを極めた唯一無二の魅力を発揮するプレミアムホテル」にのみ冠される『アンバウンドコレクションby Hyatt』として登場する。同ブランドが日本に進出するのは、これが初めてだ。

 ホテルは富士スピードウェイの西ゲート横に建設される予定で、客室は45平米以上のルーム&スイートが約120室予定されるほか、分割可能な500平米の宴会場や200平米の会議室も備える。そのほか、飲食施設や温泉、室内プール、フィットネス&スパも完備するとのこと。

 東和不動産株式会社の鵜飼正男取締役社長は「弊社が取り組む、富士スピードウェイと一体化する『モータースポーツビレッジ』の重要な核となるラグジュアリーホテルの運営について、世界のさまざまな都市で豊富な経験を持つハイアットと今般契約を結ぶことができ、大変嬉しく、また心強く思います」とのコメントを発表している。

「環境に配慮しながら、モータースポーツをさらに身近なエンターテインメントの一つとして内外のお客様に親しんでいただけるよう、『モータースポーツビレッジ』と『アンバウンド コレクション by Hyatt』ブランドが手を携えて取り組んでまいります」

 またハイアットホテルズコーポレーションのアジアパシフィック・グループプレジデント、デイビッド・ユデルは「このたび私どもの『アンバウンド コレクション by Hyatt』ブランドを日本に初めてご紹介する機会を、 世界中のモータースポーツファンにとって憧れの地といえる富士スピードウェイのプロジェクトでいただくことになり、 胸が高鳴る思いです」とコメントした。

<ホテル概要>
所在地 静岡県駿東郡小山町大御神字中島
名称 未定
ホテル敷地面積 約40,000平米
客室数 120室程度
館内施設(客室以外) 料飲施設、宴会場、会議室、温泉、室内プール、フィットネス&スパ、モータースポーツミュージアムなど
開業時期 2022年度
車でのアクセス
(新東名高速道路開通後)東京より約1時間、名古屋より約2時間30分