バーレーンでのF1インシーズンテストでマクラーレンMCL34に初めて乗ったフェルナンド・アロンソが、2018年よりあらゆる面で進歩したと感じると語った。
マクラーレンで2015年から2018年までレースドライバーを務めたアロンソは、2019年はF1に出場しないと決めたものの、チームと新たにアンバサダー契約を結び、その際に2019年型マシンMCL34のテストを行うことも決まっていた。
バーレーンGP後の4月2日火曜、3日水曜に行われるF1合同テストで、マクラーレンはピレリタイヤのテストも担当するため、2台のマシンを走らせる。そのタイヤテスト用のマシンで、アロンソが1日半にわたって走行を行う。初日は丸一日担当し、2日目は午後のみ走行する。
テスト1日目、アロンソはピレリの2020年用F1タイヤ開発プログラムに沿って走行、雨に見舞われるなか、合計64周を走り、1分32秒207のタイムで15人中11番手となった。
「いいテストデーだったよ。F1は世界最速のクルマだから、走っていると楽しい。ドライバーはスピードとアドレナリンを感じるのが大好きなんだ。途中で雨が降ったけれど、それでもいい一日だった」とアロンソは語った。
「去年のマシンと比較して、あらゆる面において一歩前進したと思う。グリップが増し、ストレートでのグラッグが減り、エンジンもワンステップよくなった。つまりパッケージ全体が正しい方向に進歩しており、上位との差を縮めつつあるということだろう」
「最初の2戦を見ると、トップ3チームと戦うためにはあと一歩進歩する必要があるのは明らかだ。でも、最初のステップとして考えれば、いいベースラインだと思うし、開発プログラムもしっかりしている」
「バーレーンGPの週末もポジティブなものだったから、今後もこの調子を保っていきたいね」
「F1レースに出ないという自分の決断に後悔はない。今の状況をチームのために喜んでいる」