F1バーレーンテスト初日、7度のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハーの息子であるミックが初めてF1テストに参加、フェラーリSF90を走らせた。
20歳のシューマッハーはフェラーリの若手育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員で、2019年にはFIA-F2選手権に参戦している。
テストがスタートした4月2日、バーレーン・インターナショナル・サーキットに雨が降ったために、すべてのチームが4時間以上、ガレージで待機することになった。ランチタイム前に33周を走ったシューマッハーは路面コンディションが改善するのを待ち、17時ごろにコースに復帰、さらに23周を走った。合計56周のなかで、シューマッハーは1分29秒976(C5タイヤ)をマーク。セッション終了間近までタイムシートのトップに位置していたが、最終的にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにタイムを塗り替えられ、15人中2番手で初テストを終えた。
「今日は本当に楽しかった。フェラーリのガレージに足を踏み入れた瞬間からくつろいだ気持ちになれた。幼いころから知っている人が大勢いたからね」とシューマッハー。
「SF90は、パワーがすごくて信じられないようなマシンだった。それでいてスムーズに走れるんだ。そういうマシンだから、走っていて楽しむことができたのだと思う。F1カーのブレーキングパワーにも驚かされた。どんなにブレーキングを遅らせても、コーナーを曲がれるように思えた」
「この素晴らしい機会をくれたフェラーリに感謝する。明日のアルファロメオでのテストもすごく楽しみだよ」
シューマッハーは 3日はアルファロメオからF1テストに参加することが決まっている。
「今日よくなかったところを改善したい。早く乗りたくてたまらないよ。走るたびにドライビングについて新たに学ぶことがあるからね」
「事前にチームの人たちがとてもうまく説明してくれて、必要な情報を伝えてくれたから、今日うまくやることができたのだと思う」
「チーム内に調和が保たれていて、それがうまく機能していると感じた」