2018年11月に公開され、興行収入19.6億円、興行収入ランキングで邦画実写作品として4週連続1位のヒットを記録した映画「スマホを落としただけなのに」。その第2弾となる続編映画の制作が決定した。前作に引き続き、千葉雄大、成田凌が出演する。
主演を務めるのは、前作で刑事・加賀谷を演じた千葉。解決したはずの連続殺人事件、その現場から新たに発見された死体の真相を探るため、加賀谷は彼が逮捕した獄中の連続殺人鬼・浦野と再び対峙することになる。
浦野を演じるのは、前作での怪演が話題を呼んだ成田。メガホンを執るのは前作に引き続き中田秀夫監督。些細なことで日常が崩れていくネット社会の恐怖に加え、続編では警察組織を巻き込んだサイバー犯罪が前作以上のスケールで描かれる。
原作は、宝島社が主催するミステリー&エンターテインメントの新人賞、第15回「このミステリーがすごい!」大賞への応募作品の中から「隠し玉」として刊行し、作家デビューを果たした志駕晃氏の作品。デビュー作「スマホを落としただけなのに」は、デビュー作では異例の発売から2か月で10万部を突破し、映像化のオファーが殺到するなど、今注目の作家だ。
志駕氏は、第1弾「スマホを落としただけなのに」刊行当時、ニッポン放送にエンターテインメント開発局長として勤務しており、これまでにディレクターとして「オールナイトニッポン」など様々なラジオ番組を手がけてきた。現在は、ニッポン放送の関連会社に勤務し、作家業と兼務している。
☆原作:志駕晃氏コメント
「スマホを落としただけなのに」の続編の映画化が決まったと聞きまして、大変嬉しく思っています。この作品は当初続編を書く構想はなく、また絶対に書けないだろうと思っていたのですが、第1弾の映画撮影中に千葉雄大さんと成田凌さんにお会いして、この二人でストーリーを構築するとどうなるだろうと発想してできたものです。
書いている最中に起こった時事事件を取り入れ、舞台となる神奈川県警を取材するうちにアイデアが膨らみ、スピード感のあるサイバー小説に仕上がったと自負しています。この原作を映画スタッフの方々がどう映像化してくれるか、今から本当に楽しみです。
☆加賀谷学役 千葉雄大コメント
監督はじめスタッフの皆さんに、もう一度お会いできるのがすごく楽しみです。1作目の感想は僕もたくさんいただいたので、続編が決まって嬉しく思っております。この作品は、成田くん無しでは成立しないので、また共演できることも大変嬉しいです。
ありがたいことに1作目では顔が似ていると言われることが多かったのですが、2作目では一緒のシーンもたくさんあるので、お客様を混乱させないようにしたいと思います(笑)。
当たり前のことですが、やらせていただく限りは精一杯素敵な作品になるよう力を注ぎたいと思います。この作品が伝えたいことは何なのか。その軸をしっかり持ちつつ、加賀谷を演じたいです。第1作目では、事件を追う刑事という役柄でしたが、今回はそのパーソナルな部分が深掘りされると思うので、第1作目を観てくださった方にも楽しんでいただける作品になれば、と思います。もちろん観ていない方にも楽しんでいただける内容にもなっております(笑)。といった感じで全方位全網羅して参りますので、よろしくお願い致します!
☆浦野善治役 成田凌コメント
2。わくわくします。
まさか、2を。そして、自分がそれに出るとは。
前作、全てを出し切った「スマホを落としただけなのに」を沢山の方にみていただいたという事でとても嬉しく
思います。また皆様にゾクゾクしてもらえるよう、チーム一丸となり良い作品を作れるよう頑張ります!
☆中田秀夫監督コメント
「スマホを落としただけなのに」を大勢の方に楽しんでいただき、とても光栄に思います。
前作のラストでは、フィジカルにも心理的にも対決した千葉さん、成田さんですが、彼等には強固な共通点があり、
どうしようもなく惹きつけ合う点もありました。続編ではこの二人の「奇妙なタッグ」を軸に物語が展開します。
お二人に俳優としての個性と感覚をぶつけ合ってもらい、さらなる高みを目指したエンタテイメントを作り上げたいと思います。
映画「スマホを落としただけなのに2(仮)」は2020年全国公開。
元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20190453905.html