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楽天本拠地“現金使えない球場”初日レポート

2019年04月03日 10:05  ナリナリドットコム

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プロ野球・楽天イーグルスは4月2日、本拠地の楽天生命パーク宮城で行われた“東北開幕戦”より、球場で現金が使えない、完全キャッシュレス化をスタートさせた。

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かねてから予告していた、球場の完全キャッシュレス化。グッズやチケット、飲食、さらにはビールなどの売り子も含め、すべて現金での支払いができなくなり、クレジットカードやスマホ決済の「楽天ペイ」、電子マネーの「楽天Edy」で支払いを行う。この計画が発表された当初、「高齢者は対応できるのか」「いきなり現金使えません、って無理だろ」「IDやSuicaが使えないのは厳しい」など否定的な声が多く上がったが、果たして、初日の球場はどのような様子だったのだろうか。

この日、球場では観戦チケットを持っているすべての人に「15周年開幕戦オリジナルEdyカード」をプレゼント。たとえスマートフォンやクレジットカードを持っていなくても、少なくとも開幕戦では“キャッシュレス難民”にならずに済む、というわけだ。さらにその場で1000円以上チャージすると「楽天イーグルス15周年オリジナルミニステッカー」をプレゼントするなど、チャージを促す施策も用意していた。

また、Edyとはなんぞや、Edyの使い方が全くわからない、チャージってどうやるの?等々の相談ができるカウンターを複数新設。さらに、Edyのチャージ機も相当な数を新たに導入、球場の至るところにチャージ機が設置されている。

この日に向けて、お店のスタッフも準備を重ねてきたようで、会計周りのスタッフは手際よく支払い操作を行い、また、スマホアプリの操作が分からない人にはササッと分かりやすく説明している光景が多く見られた。

目に見えるレベルでは、初日は大きな混乱もなく、概ね順調な滑り出しを見せた“現金が使えない球場”。まだシーズンは長く、これからさまざまな問題、トラブルが出てくる可能性もゼロではないが、完全キャッシュレス化がどのように楽天生命パーク宮城で受け入れられていくのか、そしてほかの球場でもこうした試みが行われるのか、注目しておきたいところだ。




元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20190453900.html