F1バーレーンテスト初日、レッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンによりRB15・ホンダのテストを行った。
4月2日、バーレーン・インターナショナル・サーキットに雨が降り、全チームが約4時間以上、走行することができなかった。そのなかでフェルスタッペンは合計62周を走行、セッション終了約10分前に、1分29秒379(C3タイヤ)をマークし、15人中トップとなった。
「ここがウエットコンディションになったのは変な感じだったけど、それでもいい一日を過ごせたと思う」とフェルスタッペン。
「レースウイークエンドでの自分たちのパフォーマンスについて理解を深めるため、たくさんの周回をこなした。すでに多くのことを学べたと思うので、それはポジティブなことだよ」
「まだシーズンが始まったばかりだし、レースウイークエンドは慌ただしく過ぎ去ってしまうから、今日のようなテストデーはマシンを理解するためにとても役立つ」
「今回のグランプリでは、リヤエンドのグリップについて問題を抱えていたが、何がうまく機能していなかったのかは把握している。それについて取り組み、たくさんのことを学習できたと思う」
バーレーンGPの週末を通してレッドブルのふたりのドライバーはマシンにいい感触を持つことができず、フェルスタッペンはメルセデスやフェラーリと戦えるペースを発揮できないまま、4位で決勝を終えた。
■「バーレーンGPで起きたことを分析し、改善に努めている」とレッドブル
レッドブルのシミュレーターエンジニアリング担当グループリーダーのサイモン・レニーは、天候によって走行時間が制限されたわりにはスムーズなテストデーを過ごせたと振り返った。
「雨が降って、少し変な一日だった。テストのためのタイヤチョイスはかなり前に行うことになっており、セット数に制限があるので、皆当然、インターミディエイトやエクストリームウエットは選ばなかった。バーレーンで4月に激しい雨が降ることはないと思われたからだ。ところが今日は雨が降ってしまった」
「天候の影響で4時間半の走行時間を失ったが、走行プランのなかの優先度が高いテストアイテムはすべてこなすことができたので、いい一日だったと言える」
「バーレーンの週末に学んだことへの理解を進めることに集中し、たくさんの空力テストを行い、いくつかメカニカルアイテムも試した。非常にスムーズな一日で、信頼性の問題は一切なく、たくさんのデータを集めることができた」
「明日は天候にもよるが、マックスの仕事の続きをダン・ティクトゥムが行う予定だ。ダンはすでにシミュレーターでたくさんの経験を積んでいるので、RB15で実際にコース上で走ることにもすぐに慣れるだろう。明日も生産的な一日を過ごせることを願っている」