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F1バーレーンGPではスピンでポイントを失ったベッテル、「プレッシャーのせいではない」と憶測を否定

2019年04月02日 17:01  AUTOSPORT web

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ベッテルは、ミスの原因はプレッシャーではないと主張している
セバスチャン・ベッテルはF1バーレーンGPでスピンを喫し、結果に大きく影響を及ぼした。しかし彼は、これが昨年のミスからのプレッシャーが重なった結果ではないかという指摘を否定した。

 ベッテルは2018年シーズンに何度か多くのポイントを逃しているが、バーレーンGPでも最大のライバルであるルイス・ハミルトンとのホイール・トゥ・ホイールの戦いの最中に、ミスを犯してしまった。

 何度も不運が重なったことについて、ベッテルは白熱した展開の中でミスを犯しやすいと、多くの評論家が考えるようになった。

 2016年のF1世界チャンピオンであるニコ・ロズベルグは「昨年を通して目にしたのと、まさに同じ様子のセバスチャン・ベッテルを今日も目にするなんて信じられない」とSky F1に語った。

「まずチームが戦略を台無しにし、彼が腹を立てた。そして決勝レースを迎え、ホイール・トゥ・ホイールのバトルをするなかで完全に自滅するかたちでスピンし、週末全体を失うことになった」

「彼はすぐに解決策を見つける必要がある」

 日曜日のミスの原因がプレッシャーにあったかどうかを尋ねられたベッテルは、その解釈を否定している。

「正直に言って、プレッシャーは関係ないと思う」とベッテルは答えた。

「リヤをあのように突然失って驚いたが、スピンを喫したときにはもうすでに遅かった」

「もちろん、もう一度見直す必要はある。これは僕のミスだから、自分で理解する必要があるんだ」

 攻撃にさらされた際のベッテルの能力に関して尋ねられたフェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、彼を擁護している。

「ミスについて議論すべきではないと考えている」とビノットは語った。

「我々はチームのドライバーを励ます必要がある。なぜなら、彼らは限界まで走ることでのみ、最善の結果を得ることができるからだ」