トップへ

3代目『ポルシェ・カイエン』にもSUV界を席巻する“クーペ”モデルが登場

2019年04月02日 10:21  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

スポーティなボディバリエーションの『ポルシェ・カイエンクーペ』が登場
その登場以来、ポルシェの屋台骨となって躍進を支えてきたSUVの成功作『ポルシェ・カイエン』に、3代目にして初となる特徴的なリアセクションのシャープなライン、アダプティブリアスポイラー、個別のリヤシート、そして2種類のルーフコンセプトを持つスポーティなボディバリエーションの『カイエンクーペ』が登場し、そのモデルレンジが拡張されることとなった。

 3月20日に発表されたこのニューモデルは、世界的なSUVの流行とそのボディバリテーションの多様化に対応すべく、ポルシェが初めて手がける“クーペスタイル”のSUVとなる。

 その最大の特徴となるルーフデザインは、カイエンよりも低いフロントウインドウとAピラーが約20mm下がったルーフエッジに呼応。シルエットを引き立てる固定式ルーフスポイラーによってその効果が強調され、再設計されたリアドアとフェンダーによってリアトレッドが18mmワイドになり、全体的に力強い印象が増している。

 さらにポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)のパーツとして、固定式ルーフスポイラーと新しいアダプティブリアスポイラーが組み合わされ、アダプティブ版を採用するターボモデルでは90km/hを超えると135mmまで展開してリアアクスルへの接地圧を高め、同時にPAAが空力効率を改善する。

 この新型『カイエンクーペ』には標準装備の固定式パノラマガラスルーフとオプションのカーボンルーフも設定。2.16平方メートルの固定式パノラマガラスルーフのうち0.92平方メートルのガラス張りのエリアは、すべての乗員にかつてないほどの広々とした感覚を与え、統合されたローラーブラインドが直射日光や寒さを防ぐ機能も備えている。

 また、オプションのカーボンルーフは911 GT3 RSと同じく中央に窪みを持つ形状となり、3タイプのライトウエイトスポーツパッケージのひとつとして選択することが可能となっている。

 これらのパッケージには、新しい軽量22インチGTデザインホイール、クラシックな千鳥格子柄(ペピータ パターン)のファブリックシートセンターセクション、インテリアのカーボンファイバーおよびアルカンターラアクセントによるスポーツデザインパッケージも用意されるほか、カイエンターボクーペパッケージにはスポーツエグゾーストシステムも含まれている。

 一方のインテリアは、前席にインテグレーテッドヘッドレストと8-way電動調節を備えた新しいスポーツシートが抜群の快適性と横方向の最適なサポートを提供。

 リヤには特徴的な個別のベンチシートが標準装備され、無償オプションとしてカイエンではおなじみのコンフォートリヤシートを選択することも可能となっている。

 クーペ特有の低く構えたスポーティなシルエットにもかかわらず、カイエンよりも30mm低く設定されたリアシートによって後席乗員の頭上にも充分なスペースが確保されるとともに、ラゲッジコンパートメントの容量は日常の使用に理想的な625リッター。リヤシートをたためばさらに1540リッターまで拡張することもできる。

 デビュー時には2種類のエンジンが搭載され、標準の『カイエンクーペ』に載る3リッター6気筒ターボエンジンは最高出力340PSと最大トルク450Nmを発生し、標準装備されるスポーツクロノパッケージによって0-100km/h加速タイムは6秒、最高速度は243km/hをマーク。オプションのライトウェエトスポーツパッケージを装備すると0-100km/h加速タイムが5.9秒に短縮される。

 一方のトップエンドモデル『カイエンターボクーペ』は、4リッターV8ツインターボエンジンが最高出力550PSと最大トルク770Nmを発生。静止状態からわずか3.9秒で100km/hまで加速し、最高速度は286km/hに達するハイパフォーマンスSUVとなっている。

ポルシェカスタマーケアセンター:0120-846-911
HP:http://www.porsche.com/japan/