2019年F1バーレーンGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは5位だった。ベッテルは2番グリッドからスタートし、チームメイトのシャルル・ルクレールを抜いてトップに立つが、数周後に抜き返された。レース後半、ルイス・ハミルトンと2位争いをしている際にベッテルはスピン、タイヤにフラットスポットを作り、強いバイブレーションによってフロントウイングが脱落した。そのためピットインが必要になり順位を落とし、挽回を図ったものの5位にとどまった。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位
望んでいたようなレースができなかった。僕らはポールポジションと2番グリッドからスタートしたのに、その位置でフィニッシュできなかったんだ。がっかりしている。
いいスタートを決めてトップに立ったが、1周目の半ばで、マシンがものすごく乗りづらいということに気付いた。シャルルは僕ほど苦労していなかったようだ。難なく僕を抜いていったからね。
ピットストップで2番手を失ったが、取り返した。ミディアムタイヤでのセカンドスティントは、レース序盤より多少よかったと思うが、それでも今日の僕らには、本来あるべきペースがなかった。
ルイス(・ハミルトン)とバトルしていた時に、僕はターン4でミスをした。あそこはこのコースのなかでも一番厄介なコーナーのひとつだ。突然コントロールを失い、スピンした。それによってタイヤをかなり傷めてしまい、ひどいバイブレーションが発生した。それがフロントウイングのトラブルにつながった。
今日はシャルルのレースだった。(パワーユニットのトラブルで勝利を逃したのは)本当に不運だったと思う。彼にとってもチームにとっても残念なことだ。