2019年F1第2戦バーレーンGP、今回もムッシュ柴田氏が現地の様子をお届けします。リラックスモードのライコネンが活き活きしてますね。
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今週末は、中東バーレーンに来ております。灼熱の……と言いたいところですが、今年は意外に涼しいんですよね。砂漠地帯なんで、雨なんて降らないと思われがちですが、中継地点のドバイは大雨だったし、
土曜日の出勤の際には、サーキット付近もポツポツ来ました(フロントガラスの水滴、見えます?)
とはいえ日中から夜にかけては青空が広がって、連日30℃近い陽気でした。
目が命のレーシングドライバーにとって、強い日差しは天敵です。なので皆、昼間はサングラスかけっ放し。木曜朝に行われたF2ドライバーたちの記念撮影も、ほぼ全員がサングラスで目を守ってるでしょ。
でもさすがにそれでは記念撮影にならないということで、カメラマンから外せ命令が下りました。
一生懸命、ガマンの図。でも「目が焼けるよ~」と、早々にギブアップしてる子もいたりして(笑)。黒目の松下信治選手と、たった一人キャップをかぶったままのミック・シューマッハは、涼しい顔をしてましたけど。
一方、キミ・ライコネン、
夜でも取材陣の前ではサングラスかけてますけどね(爆。アルファロメオに移籍して一番変わったことは?と訊かれて、「メディア対応が楽になったこと」と答えてたのも、この人らしい。おそらく自分で、強硬に主張したんだと思うけど。なのでこういう囲み取材は、週末1回だけになってしまいました。
バーレーンには、フェルナンド・アロンソも来てました(詳しくは、インタビュー記事をお読み下さいませ)。
セッション中の、この鋭い眼光!本人はとりあえずは否定してるけど、F1復帰も十分ありそうだな~と思いました。
それにしても今季のマクラーレン、少なくとも一発は速いですよね。
フェラーリが謎の失速をしたかと思えば、バーレーンで復活したり、いろいろ意外なことが起きる開幕序盤ですが、中団グループで言えばこのマクラーレンの速さが一番の想定外でした。まさかランド・ノリスが2戦続けて、予選トップ10に入るとはね~。F2時代ははるかに評価の高かったジョージ・ラッセルが、ウイリアムズで苦戦してるのを見るにつけ、改めて巡り合わせの大事さをつくづく感じましたよ。