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スーパーGT富士公式テスト:2日目午前はWAKO’S 4CR LC500が首位。GT300はModulo NSXがトップタイム

2019年03月31日 11:21  AUTOSPORT web

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スーパーGT富士公式テストの2日目午前トップタイムとなったWAKO'S 4CR LC500
3月31日、富士スピードウェイでスーパーGT公式テストの2日目午前のセッション3が行われ、GT500クラスはチェッカー間際に1分28秒522をマークしたWAKO'S 4CR LC500がトップタイムとなり、首位で走行を終えた。GT300クラスはModulo KENWOOD NSX GT3がトップタイムをマークしている。

 スーパーGT富士公式テストは走行2日目を迎えたが、1日目夕刻から富士スピードウェイには雨が降り出し、一時非常に強く降ることも。31日朝の富士は晴天に恵まれることになったが、コンディションの状況から、2日目午前のセッション1の開始時に予定されていたセーフティカー訓練は、走行終了時に変更された。

 ただ開始直後、1日目午前のトップタイムをマークしていたDENSO KOBELCO SARD LC500が、ヘイキ・コバライネンが乗り込みコースインしたものの、2コーナーのアウト側でクラッシュ。そのため早々に赤旗中断となり、DENSO LC500は積載車に載せられてピットに戻ることになった。

 赤旗解除後はかなり雲が多くなり、気温も上がらず冷え込みの中でのテストとなったが、このオフ好調のカルソニックIMPUL GT-Rが1分28秒621というタイムでトップに立つ。これにKeePer TOM'S LC500、MOTUL AUTECH GT-R、そしてModulo Epson NSX-GTが続く展開となった。

 コース各所でコースオフ等もあるセッションだったが、その後セーフティカー訓練まで残り10分というタイミングで、ナレイン・カーティケヤンがドライブしていたModulo Epson NSX-GTがコースアウト。グラベルにストップしてしまう。

 この処理の間に、当初予定よりも10分間早くセーフティカー訓練を開始。訓練後リスタートしたが、ふたたびModulo Epson NSX-GTが最終コーナーでストップ。赤旗が提示され、そのままセッション3は終了となった。午前のトップは、赤旗間際のリスタート明けに大嶋和也が1分28秒522をマークしたWAKO'S 4CR LC500という結果に。2番手にカルソニックIMPUL GT-R、3番手にKeePer TOM'S LC500、4番手にMOTUL AUTECH GT-R、5番手にModulo Epson NSX-GTとなった。

 GT300クラスは、セッション中盤に1分36秒760をマークしたModulo KENWOOD NSX GT3がトップタイム。その後にまったく同タイムとなる1分36秒760をマークしたADVICS マッハ車検 MC86が2番手という結果となった。3番手にはリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが、4番手にはarto RC F GT3、5番手にはGAINER TANAX triple a GT-Rがつけた。なお、このセッションではトップ10がすべて日本車という近年では珍しい結果となっている。