2019年F1バーレーンGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは15番手だった。
トロロッソの副テクニカルディレクター、ジョディ・エジントンは、クビアトの予選に関して、「プラクティスでのパフォーマンスから期待していたような結果を出すことができなかった。オペレーション上の問題により、(Q2で)予定していた2回目のランを彼は走ることができなかった」と述べている。クビアトはプラクティスでは常にトップ10以上のタイムを出していた。
チームもクビアトも、「オペレーション上の問題」について具体的に説明していないが、Formula1.comは、最後のアタックに向けたタイヤの装着にミスがあり、チームはクビアトをフレッシュタイヤではなく中古タイヤで送り出したと伝えた。
Q2セッション終盤、最も重要なアタックのためにコースに出たクビアトは、チームに無線で「このマシンにユーズドタイヤをつけたの?」と尋ねた。これに対してエンジニアはアウトラップの最後にピットに戻るよう指示。クビアトが「タイヤを換える?」と聞くと、「いや、もう時間がない」とチームは答えた。クビアトはこれを聞いて「何だったんだよ?」と言ったが、そこで予選を終えるしかなかった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 予選=15番手
僕らにとってベストな予選だったとはいえない。Q2の最後のランをしなかった。本当ならどの位置まで行けたのか、判断するのは難しいけれど、Q3に進むチャンスはあったと思っている。
マシンに足りない部分があったので、それについてこれから調べる。
Q2最後のランで何をするか、明確なプランを持っていたのに、それを実行できなかったのは残念だ。
でも気持ちを切り替えて明日のレースに集中しよう。いつも以上に激しくプッシュしていく必要がある。競争力を発揮できると思うよ。
(予選後、メディアに対して)オペレーション上の問題があって、2回目のランを断念した。タイヤが問題だったかって? そうかもしれないし、そうでないかもしれない……。悔しいかどうかは何ともいえない。ただ、何が起きたのかを理解する必要がある。
オーストラリアでポイントを獲得したから、ここでも入賞できるという自信がある。でも15番グリッドからのスタートなので、現実的に考える必要がある。自分たちのレースをしっかりやって、そこから何ができるかだ。いい結果を出せるといいね。ベストを尽くしていくよ。