ネイチャーラボは3月29日、「『卒業式の記憶』に関する意識調査」の調査結果を発表した。調査は今月9日~11日に、高校を卒業している全国の30~50代の男女200人を対象に実施した。
高校の卒業式で印象に残っていることについて聞いたところ「覚えていない」と回答した人が最も多く、55.0%という結果となった。過半数の人が高校時代の卒業式の思い出を忘れてしまっているようだ。
覚えている人に印象に残っている出来事を聞くと、「卒業証書を受け取った」が26.0%で最多、次いで「打ち上げに行った」(16.0%)、「卒業アルバムの寄せ書き」(12.5%)となっている。
半数近くが「高3の時の担任の名前覚えてない」
「高校3年生のときの担任教師の名前」については、半数近い46.0%が「覚えていない」と回答した。多くの人が高校最後の担任の教師であっても忘れているという結果となった。
また、年代別で比較をすると、「覚えている」と回答した人は30代が53.0%、40代が52.9%、50代が56.1%と大きな差は生まれなかった。担任教師は「卒業式の思い出」という1日限りのものではなく、1年間の記憶だからこそ、覚えている人は年齢に関わらずずっと覚えているのかもしれない。
また、「高校の校歌」については、「全部覚えている」と回答した人はわずか5.5%にとどまった。「1番は覚えているが、全部は覚えていない」と回答した人は16.0%、「1番もところどころ思いだせない部分がある」と回答した人は15.0%。「全く覚えていない」と回答した人は63.5%に及んだ。特別なイベントの際にしか歌われないためなのか、ほとんどの人の記憶に残っていないようだ。