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F1テストに参加するアロンソにインタビュー:「F1復帰は計画にないけど、ものすごい機会があれば考え直すかもしれない」

2019年03月31日 08:11  AUTOSPORT web

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2019年F1第2戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ
2015年から2018年までマクラーレンのレースドライバーとしてF1を戦ってきたフェルナンド・アロンソがF1第2戦バーレーンGPに訪れている。アロンソはバーレーンGP後のピレリタイヤのテストに参加する予定だ。今回は、そんなアロンソに来季のプラン、F1復帰の可能性について改めて訊いた。

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──今回バーレーンに来た理由から、教えて下さい。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):僕はマクラーレンファミリーの一員だし、僕ができることで彼らを助けられるのなら、こんなにうれしいことはないよ。今回はレース後の火曜日と水曜日にテストに参加するし、この週末は今日から予選、レースとじっくり観させてもらって、何か気がついたことがあったり、ドライバーとエンジニアとのやり取りで僕から助言できることがあれば、少しでも貢献したいと思っている。

──マクラーレンのF1活動には、どの程度かかわっているんでしょう?
アロンソ:100%関わっていると言ったら、明らかに言い過ぎだろうね。冬のバルセロナテストでちょっと顔を出してからは、F1の現場に来るのは今回が初めてだし。今年は僕個人のプロジェクトが、いろいろたくさん詰まっているからね。

 バルセロナには2日間しかいなかったんだけど、1日はカルロス(サインツ)がトップだったし、もう1日はランド(ノリス)がトップだった。なのでまったく悪くない2日間だったね(笑)。それを受けて、今週末がどんな展開になるか見てみようじゃないか。

──バーレーンGP明けのテストでは、チームはあなたにどんなフィードバックを期待しているんでしょう。
アロンソ:それはチームに訊いてほしいけど、僕としては初めて今年のクルマを運転するわけだし、まずはF1マシンのドライビングに感覚を戻さないとね。そこからまずはマシン挙動への理解を深めて、限界を探って行く。今年のタイヤの限界も、知る必要がある。どのコーナーで僕らは強いのか、どのコーナーだと弱点が見えてしまうのか。そういうのをすべて、僕の運転で確認したいと思っている。

──ル・マンに勝って、今年の初めにはデイトナも制しました。来季はどんなプランがあるんですか。
アロンソ:そこは、考えてるところだ。今はインディ500のレースに集中したいし、それが終わった夏以降、来年のことは考えたい。



──WECについてはどうでしょう?
アロンソ:それも今後どこまで続けるのか、今は未定だね。(WECの)2019/20年シーズンは2020年6月に終わるわけで、今の僕には来年のことはあまりに未来過ぎて、まだ考えられない。とはいえあっという間に、その時が来てしまうからね。今から少しずつ、考えるべきなんだろう。

──F1復帰の可能性はありますか?
アロンソ:すでに去年言ったし、バルセロナテストの際も、それについては繰り返してるよね。今はF1復帰のことは考えてない。去年この世界にバイバイと告げた時、僕の中では人生の1章が終わったと感じた。

 F1では自分で夢見ていた以上のことを、成し遂げることができた。そしてF1以外の分野で、今もこうして信じられないほどいろんな挑戦をさせてもらっている。なのでF1復帰は、僕の計画にはない。

 とはいえ何かが起きて、ものすごい機会が到来すれば、考え直すかもしれない。どんなことであれ、僕は未来の何かに100%否定する態度を最初から取ったりはしないよ。

──2019年シーズンのマクラーレンは、どこまでやれそうだと思いますか。
アロンソ:まずはこの週末を、見てみようじゃないか。もしバルセロナテストや開幕戦での速さがキープできるようなら、僕もやりがいを感じる。今後、もっと何戦かに来ることになるだろうね。

──F1開幕戦は、TV中継を見ましたか?
アロンソ:もちろんだよ。その日はセブリングに移動中だったから、午後に録画を観たんだけどね。観ていて、楽しかったね。

──フェルナンド・アロンソのいないF1だったわけですが。
アロンソ:よかったよ。僕自身は十分にリラックスして、観戦できたね。