ウイリアムズF1チームは、現在陥っているひどい低迷状態から立ち直るために、伝説的なデザイナーであり、共同創立者であるパトリック・ヘッドをコンサルタント役として呼び戻すことを決定した。
ウイリアムズは2018年シーズン初頭からエンジニアリング面での問題を抱え、奮闘を続けてきた。
現在は休職中のパディ・ロウが手がけた2019年型マシンも、昨シーズン型と同様に残念ながら設計上の欠陥があると見られており、製造の遅れも相まって、チームは悲惨な状態となっている。
ウイリアムズがまだスランプに陥る以前の20年前、ヘッドは創立者で仕事仲間だったフランク・ウイリアムズとともに、チームの台頭を第一線で率いてきた。
ウイリアムズはFormula1.com上で、今もチームの少数株主であるヘッドが、チームの運気を好転させるために復帰を果たしたことを発表している。
「我々はパトリック・ヘッドが現在、短期的なコンサルタントとしてエンジニアリングチームに対し、サポートを行なっていることを発表する」と、チームは声明で述べた。
報告によると、ヘッドは4月の中国GPに参加するという。
ロウが現場を離れたことにより、チームの技術部門にはいくらかの変化が生じている。アダム・カーターが設計担当となり、ダグ・マッキャナンは設計ディレクターの役に留まる。またデイブ・ロビンソンがチーフレースエンジニアを務めることになった。